モスクワの国際音楽会館 10年の軌跡 | 伊藤孝一の音楽徒然

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今日はモスクワの国際音楽会館 10年の軌跡のことを語ります

モスクワの国際音楽会館「ドーム・ムーズィキ(音楽の家)」で25日、音楽会館の10周年を記念するコンサートが開かれ、世界的に有名なロシアの歌手ドミトリー・ホヴォロストフスキーが出演した。

「ロシアの黄金のバリトン」と呼ばれるホヴォロストフスキーは、今回のコンサートのためにドミトリー・ショスタコーヴォチの最も劇的な作品の一つ「ミケランジェロの詩による組曲」を選んだ。ミケランジェロの詩による組曲は、ショスタコーヴォチが亡くなる1年前の1974年に書かれた作品。ショスタコーヴィチは、生、死、不死という彼が関心を持っていたテーマをミケランジェロの詩の中に見出した。

ホヴォロストフスキーはこれまでにこの作品をピアノ伴奏で歌っているほか、オーケストラとも競演している。コンサートが開かれた9月25日は、ショスタコーヴィチの誕生日にあたった。ホヴォロストフスキーはVORに次のようにコメントした。

「毎回、偶然の一致は、何らかの意味があって起こっています。ショスタコーヴォチと彼の作品は、すでに10年にわたって私と人生を共にしています。私は特に最近、この音楽について何度も考え、作品に入り込みました。さらにオーケストラの音色は、ピアノのより簡明な伴奏と異なっています。時には、何らかのおとぎ話のようです。」

「ドーム・ムーズィキ」では、世界に名を馳せるソリストやオーケストラなどが出演している。ホヴォロストフスキーは、「ドーム・ムーズィキ」の記念すべき10年目のシーズンを開幕するにふさわしい音楽家だ。伝統として、「ドーム・ムーズィキ」で演奏した有名なアーティストたちは、「スター階段」と呼ばれる場所に直筆のサインを残している。
ロシアの偉大な指揮者スピヴァコフは、当初から「ドーム・ムーズィキ」をワシントンの総合文化施設ケネディ・センターのようなロシア初の「舞台芸術センター」として考えていた。だが、要求の厳しい音楽家であるスピヴァコフは、「ドーム・ムーズィキ」の主要ホールであるスヴェトラーノフ・ホールの音響を改善するよう提案した。そのために米国から電子音響の専門家が招かれ、彼らによって音のバランスが調整されている。このようにして、「ドーム・ムーズィキ」は、記念シーズンをさらに良い形でスタートした。

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