こんばんは
家庭教師のとしです。
今回は、2023年度第1回明大中野中学【算数】の全問解説をお送り致します。
1番 計算問題
3問とも易しいのでしっかり正解したいところです。⑶の時間の単位換算は法政大学中学においてもよく出題されます。
2番 小問集合
⑴ 差集め算(個数が異なるパターン)
苦手な方が多い印象ですが、内容的には非常に基礎ですので、しっかり取りたいところです。
⑵ カルノー図
2023年度、非常に多く出題されたテーマです。比の処理を絡めた、基本的な内容でした。
⑶ 3段つるかめ(不定方程式)
3段つるかめの典型問題でした。不定方程式に持ち込む際も、一の位で答えが決まってしまうため、易しめでした。
⑷ 面積
一見すると複雑そうですが、外側→内側と攻めていき、最後の正方形はひし形の求め方で処理する、この手のタイプの典型的な問題でした。
⑸ おまけ(交換)の問題
2022年度は法政大学中学、今年度は浦和明の星中学
等、ここ最近出題の多いテーマです。
頻出ではないため、解法を忘れがちですが、買った分と交換した分を分けて表していきましょう。
3番 小問集合
⑴ 容器と水量
容器と水量は苦手な方が非常に多いですが、本問は正解できた方も多かったのでは…。
容器と水量は容器を前から見た図を書いていきながら、底面積を意識していきましょう。
⑵ 高さ共通→底辺比=面積比
このタイプの問題も昔からちょこちょこ出題されますが、基礎的ですので、しっかり正解したいところです。
⑶ コラッツ予想
コラッツ予想を題材とした問題でした。ここ最近非常に出題が多い内容です。本問のように結果から逆走する場合には、表→1を引いて2で割る、裏→2で割る といった具合に、逆の操作を行なってあげましょう。
4番 仕事算&ニュートン算
⑴ 仕事算の基本的な内容でした。
⑵ 雨の日という設定が加わり、仕事算からニュートン算へと変わりました。内容的には難しくないですが、ニュートン算へ切り替わったのが気付きにくいのと、ニュートン算そのものが苦手なお子様が多いため、なかなか厳しかったかもしれないですね。
5番 速さ(グラフ・速さと比)
ここ最近明大中野では本問のような長文の速さの問題が頻出となっており、このような問題では状況整理においてグラフが必須となります。
⑴ グラフを書く& 2/3 の処理がポイントとなってきます。
⑵ 非常に難易度が高いですので、埋没問題と見て良いと思われます。
6番 点の移動
点の移動も明大中野において頻出テーマとなっております。
⑴ 22秒後の状況を図示できれば、難なく正解できたかと思います。
⑵ 1回目、2回目あたりであれば、求められるものの、5回のうち4回目はハードルが高いですね
「P、Q、Rが一直線上に並んだときには、三角形を結ぶことができない」と言われればわかりますが、いざ自分で思いつけるかと言われると難しかったと思います。
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【前半】
【後半】