きみはいつまで

そうやって立ち尽くしているの

 

 

こどものころのように

「○○ちゃん、ここよ」

ママが席に座らせてくれると思っているの

 

もう、きみはこどもじゃないし

優しいママはもういない

 

 

「居場所がない」

そんな決まり文句で孤独を気取っていたって

だれも同情なんてしてくれない

 

甘ったれのきみは

通りすがりで気まぐれなMadonnaの

ゆきずりの言葉に

すがりついてしまうのだろう

 

「ここよ。いま、ちょうど、

空いた席があるの。あなたの席よ」

 

容易に与えられたものは

簡単に奪われていく

 

そうなったら、

きみはまた

たわむれのきままな善意を

たよりに生きていくのかい

 

「居場所がない」と言いながら。