ノアの洪水はあったのか・なかったのか。
科学者は言う。
「ノアの家族だけで、大きな箱舟をつくり、多くの動物と長い時間過ごすなんてありえない。エサはどうするんだ」
「そんな大量の水はどこに消えたのか」
科学的ではない・非科学的だ。
なぜなら理論的に説明できないからだ。
では、世界各地に残る「洪水伝説」や神話の多くが世界の始まりが「水」だと語っているのはなぜなのだろう。
神話は言う。
地上の人類を滅ぼそうと「水」を選んだ神だったが、その結果、起きてしまった惨状に、天上界の神々もぼう然としてしまった。
全能といわれる神ですら、想像しえないことが起こる。
神ですら、支配できないことがある。
神の怒り、その多くは自然の大いなる力を言う。
「神がわたしたちを滅ぼそうとしている」
人間はたしかにその時そう思った。
だからこそ、伝説が生まれ、神話となり、人々は語り伝えた。
神が失望し、地上から滅ぼそうとした「人類」は、生き続けた。
一片の土から、神が造った「人間」は
もう、神の手から離れ、
宇宙の真理は 神ですら、全能ではないことを語る
それでも、
人間は「神」を崇める
神々が、自らの「肖像」として、一片の土に命を与えた日
命の息吹の中にあったもの
それは 希望だ
希望は勇気を生む
希望は 人間の生きる糧になる