高齢者は、加齢の影響により徐々に高い音が聞き取りづらくなったり、相手の言葉を理解できるまでに時間が掛かったりすることもあります。そのため、介護職として日々高齢者と接するうえで、食事や排せつの介助などの基本的な業務をテキパキとこなすだけでなく、音の聞こえ方についてもしっかりと配慮して、良質なサービスを実践できるように行動することが重要です。また、聴覚障害がある高齢者と接する場合には、手話を用いたり、ボードや写真などの視覚に訴える方法を採用したりすることも有効です。高齢者の音の聞こえ方は個人差が大きく、介護職の経験が少ない人はコミュニケーションに苦労してしまう場面もあります。そうした中、業務を通じて上手くコミュニケーションを取るうえで、本人の家族や同僚などと情報交換をすることも大事です。
様々な立場の介護職員が勤務する施設や事業所においては、高齢者の音の聞こえ方について理解を深めるために、業務の合間にセミナーや研修会などが実施されることもあります。そこで、業務に役立つスキルを身につけたい場合には、こうしたチャンスを逃さないようにしたり、自分に足りないスキルについて日ごろから考えてみたりすることが大切です。その他、介護現場でレクリエーションや委員会活動などを円滑に進めるには、一人ひとりの高齢者の年齢や身体状況はもちろん、音の聞こえ方について事前に確認をしたり、企画の内容を柔軟に変更できるようにしたりすることも必要です。詳しくは、音だけでなく色の見え方に関することも詳しく解説されているこちらのサイト[どんな見え方?聞こえ方?高齢者の世界]をご覧ください。
