きもち | あいすくりーむの歌

あいすくりーむの歌

物忘れが酷くなる一方のおばちゃんの覚え書きです。happyな者を忘れないように、happyだった記憶を呼び寄せるように!

 
 自分が日に日に、年をとっていくという事に、全く気がつかないで暮らしている。

 人に、「あの人」の事を伝えようとしても、顔や、口癖は出てきても、名前が出て来ない事が多くなった。

確実に記憶力がおちていて、3つの事が同時に出来なくなってきた。
主婦としては致命的ね(ρ°∩°)

ま、自分のことは棚に大事に置いといて…。


 仲間に、とても元気なおばあちゃんがいる。

働き者で、
芸達者で、
いろんな役も引き受け、
孫も15人いて学校行事にも顔を出す。
町の有名人だ。

その彼女が、少し前、頑張りすぎて体調を壊し寝込んだ。
それを機に、
今までの反動のように様子がおかしい時に遭遇するようになった。

わたしが気がつく前に、
お嫁さんからエピソードを先に聞かされ、
その時は半信半疑だったのだが、
何度もそういう場面に遭遇すると、


~そうなんだなぁ…
~でももう、そういう年なんだよなぁ
~今までが元気よすぎたんだよなぁ

と、現実を受け入れるしかない。


近くに住んでいる妹さんからも報告があり、
家族の人も異変に気づいているようだが、
あまりフォローされている様子がなくて、
他人事ながら心配というか、さみしい。


 そんななか、
その妹さんとそのおばあちゃんの旦那さん(つまり義兄)との会話が流れて届いた。


 ありゃ、もういいんよ。
 (稼業の)後取りもできたから



と、それで終わり。

それを言われた妹さんは、とても悲しいきもちに襲われた。
今までためてた直接関係のない事の恨み辛みが込み上げた。


それを聞かされたお友だちも、
怒りでいっぱいになった。
どれだけ、彼女が家のために尽くしてきたか、知っている。
そういう時代でもあったけど、そりゃあよく働き立派でした。

それなのに…。
それなのに…。

もしかしたら、自分の事に重ねたのかもしれないけど。


さらにそれを聞かされたわたしも、すごく悲しいきもちに襲われた。


 旦那さんは現実を受け入れたくなくて、触れてほしくなかったのかもしれない。

だけど、
他人ならともかく、離れて暮らす家族にそれはないんじゃないの?

フォローがないのもわかった気がした。


 「あの時そうだったよ!」
 「そうやったっけ?」
そんな会話の後、
時々見せる不安げな顔が、見ていてつらい。

せめて、自分たちといるときはたくさんの笑顔でいれますように。