今回は火葬についての記事です。
手術したときが妊娠12週を越えていたので死産届の提出と火葬が必要でした。
火葬については術前の説明で聞いていたのと、術後説明で死胎診断書(だったかな)と死産届をもらっていたので、退院したその日に近隣の火葬場を調べて火葬の日時を予約しました。
私は病休中だったので火葬はいつでも良かったのですが、シフト制の旦那の休みに予約しました。
(旦那が仕事の日に私1人で行ってもいいと思ってたのですが、念のため2人で行ける日にしました。もし反応が微妙だったときは、日にちをずらそうと思いました。今回のことに対する旦那の気持ちがどの程度まであるのかがわからなかったんですよね...)
夜、仕事から帰ってきた旦那に火葬の日時を伝えると『行ける、大丈夫』ということでしたので、赤ちゃんは火葬の日の朝に受け取りに行くことを旦那に伝えました。
火葬の日が決まったため骨壺など必要な物を一人で準備しました。
いざ火葬の日の朝、私は結婚してからいまの住所に住みはじめたので市役所のどこに市民課があるのかわからず、キョロキョロしちゃいました。
すると若い男性職員が声をかけてくれたので死産届を出しに来たことを伝えました。
大きな声で言いたくなかったのでちょっと小さめの声で答えたら、男性職員には聞こえなかったようで聞き返されて⤵️
『死産届を出しに来ました』と知らない人に2度言うはめになり、ちょっと朝からブルーになりました。
窓口で死産届を提出し、わからないことは聞きながら書きました。
火葬許可証と火葬場への申請書(だったかな)の写しをもらいました。
これがけっこう時間かかった💦
それから病院へ赤ちゃんを迎えに行きました。あらかじめ電話していたので受付に伝えると持ってきてくださいました。
白い箱の蓋には赤ちゃんの頭が分かるようにお花が張り付けてありました。
それを紙袋に入れてくださり、受け取りました。
紙袋を膝の上に抱き、旦那の運転する車で火葬場に向かいました。
向かう途中はお互い特に話さず、無言でした。
私は実際に赤ちゃんが目の前にいることで『あー、本当にお腹にはいないんだな。出してしまったんだな』とマスク越しに悲しくて声を殺して泣いてしまいました。
火葬場に着くと職員の方が丁寧に迎えてくれました。
棺を袋から出すときも職員さんが一つ一つ丁寧に私達と赤ちゃんに声をかけてくれて、大事に扱ってくれました。
棺の中に入れたくて準備していた赤ちゃん宛に書いたお手紙と折ったピンクの鶴を赤ちゃんと一緒に入れさせてもらいました。
旦那に『赤ちゃん見る?』と聞いたら顔を横に降ってました。。。
いよいよ、棺を炉に入れ、蓋と化粧扉を閉めたあと、職員さんと私達で手を合わせました。
職員さんがお線香も準備してくださっていたので、2人で上げさせていただきました。
火葬してる間は待合室で待っていたのですが、ふと外を見ると、天気がとても晴れていることに気づきました。
雲一つない、とても素晴らしい朝でした。
こんな晴れた日に赤ちゃんをお見送りできて、本当に良かったです
火葬が終わったと職員さんが教えてくれ、部屋に案内してくれました。
大きな台の上に病院が準備してくれていた化粧布が燃えた後の残りが一面にのっていました。
しかし一見してお骨は見当たりませんでした。
案内してくれた職員さんが『他の職員と探したのですがお骨が見当たらないんです。とても小さかったからかもしれません。このあたりだと思うのですが』と台の上を教えてくれました。
週数も少なく、遺骨は残らない可能性が高いと思っていたのでそこまで残念に思いませんでした。
それでも職員さんが『せめてこのあたりの灰を集めますのでお持ち帰りください』と仰ってくださったので2人で遺灰を容器に入れました。
それを巾着に入れて開いてしまわないようにしました。
職員さんにお礼を言って火葬場を後にしました。
道中も特にお互い話さず自宅に帰り、自宅に着いてから遺灰の入った容器をリボンで結んであげました。
私は病室で赤ちゃんを見たときに『あ、女の子だ』と思ったんです。
まだ週数が少なかったのでもちろん性別はわかりませんでしたが、直感で女の子だったと感じました。
なので折鶴もピンクにしたんですよね。
遺灰話しかけながらリボンを結んで、巾着袋に入れ直し、棚の上にそれをしまいました。
遺灰は私が死んだら一緒に火葬してもらって、一緒の骨壺にいれてもらうよう旦那にお願いし、了承してもらいました。
午後は久しぶりに2人で家のなかで過ごしました。
私も火葬を終えたことで気持ち的に一区切りついたのか、旦那とゆっくりした気持ちで過ごすことができました。
死産届の書き方から火葬のこと、遺骨をどうするのかなど私も初めてのことで本当にネットで調べながらでした。
こんな経験は2度としたくないと旦那と話しました。
でもいつかはやっぱり子供は欲しいなぁと思うのですが、また次、運良く妊娠できても同じようなことが起こるのではないかと思うと妊娠が怖いという気持ちもあります。
まだ手術して日も浅いので時間の経過と共に心も身体も癒えていってくれたらいいなぁと思います