きのこスープでダイエット食事術
作り置き「きのこスープ」で体調を改善する食事術
40kgの減量に成功した理由は1日3食のきのこ?
1年半でマイナス40kgのダイエットに成功し、体の不調から解放されたMartyさんの著書『自律神経をリセットする きのこのスープ』より一部抜粋・再編集してご紹介します。
きのこは糖質とカロリーが低く、栄養的にもすぐれているのでダイエットに最適です。それまで、きのこを食べることがほとんどなかった私ですが、おいしさにはまり、いろんな種類のきのこを料理に取り入れて、1日3食、食べるようになりました。
すると、きのこに多く含まれる食物繊維のおかげで食べすぎや間食の習慣がなくなり、スムーズに体重が減っていったのです。長年苦しんでいた慢性の便秘、片頭痛、息切れ、アレルギー性の皮膚炎・鼻炎などの症状もおさまって、イライラも消えました。体調がよくなると考え方も前向きになります。仕事や人間関係もよい方向に進んでいきました。
当初、体の不調には自律神経や腸内環境が密接にかかわっていて、それらを整える働きが、きのこの栄養素にあるとはまったく知りませんでした。ダイエットを実践していくなかで栄養の勉強も始めて、きのこにさまざまな健康効果があることを知ったのです。
きのこの主な健康効果とは
きのこは、まさに「山の恵み」。
低糖質
低カロリー
食物繊維がたっぷり
ビタミンB群、ビタミンD、ミネラルなどが豊富
奇跡の食べ物といっても過言ではありません。
そんなきのこをおすすめする主な理由に、次の3つの効果が挙げられます。
1 乱れた自律神経をリセット
私たちの体調をコントロールしている自律神経は、活動モードに導く交感神経とリラックスモードに導く副交感神経の2種類があります。心身ともに健康であるためには、この相反する神経が互いにバランスをとり、健全に機能することが不可欠です。ところが、忙しい現代人は交感神経が優位になりすぎて、副交感神経の機能が弱い傾向にあるようです。
そうした点でも、きのこに多く含まれる食物繊維は腸の働きを高め、副交感神経を優位に働かせて、ストレスや不規則な生活、加齢などによって乱れた自律神経を整える効果があります。
2 「長寿ビタミン」が摂れる
最近、注目を集めている栄養素が、きのこに含まれるエルゴチオネイン。抗酸化作用が強く、老化の進行を遅らせたり、認知症や生活習慣病の予防に役立ったりすることから、「長寿ビタミン」と呼ばれています。
エルゴチオネインは、きのこなどの菌類と一部の細菌にしか含まれておらず、人の体の中で合成できません。ですから、豊富に含まれるきのこからの摂取がおすすめです。
3 内臓脂肪を落とす
内臓脂肪とは、胃や腸などの内臓のまわりにつく脂肪です。皮下脂肪に比べてつきやすく、落としやすいのが特徴です。きのこに含まれる食物繊維は、この内臓脂肪を落とす効果が期待できます。
なかでも、きのこ特有の食物繊維の一種、キノコキトサンには、食事で摂取した脂肪を吸着し、便と一緒に排出する働きがあるといわれています。国内の研究でも、キノコキトサンによって体脂肪率が下がり、内臓脂肪の減少が認められたほか、中性脂肪や血糖値の低下が報告されています。
作り置き「きのこのスープ」のレシピ
それ以外にも、きのこにはβ-グルカンという腸内環境を整える成分が含まれています。便秘の予防・改善に役立つほか、腸内の有害物質や老廃物の排出を促し、免疫機能を活性化する働きがあります。
このように、きのこには多くの健康効果がありますが、毎日、いろんなきのこを入れて料理を作り、食べるとなるとさすがに大変。もっと簡単にできる方法はないか模索していくなかで、料理家の田村つぼみさんに相談し、考案したのが「自律神経をリセットするきのこのスープ」です。
スープのベースとなるきのこは、不足しがちな水溶性食物繊維がたっぷり摂れる「なめこ」に、しいたけ、まいたけ、しめじなど「好きなきのこ」を組み合わせます。きのこの種類によって若干、栄養素や効果が異なるので、自分の体調や好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
作り方
みじんぎりにしたきのこと長ねぎ、すりおろしたしょうがを耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で4分加熱、そこにちぎったのり、塩麹、かつお粉、しょう油を加えて混ぜ合わせ、製氷皿に入れて冷凍。食べるときは冷凍したスープの素に熱湯100mlをかけ、溶かします。
手軽に手に入る食材を使って、簡単に始められ、どんな人でも続けやすい方法ですので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。
2022/10/13 11:00 東洋経済オンライン掲載記事より抜粋
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