2024/10/03 18:30 (All About)
筆者の元に「いくらあれば老後の不安はなくなりますか?」
という相談が届きました。
本記事では、老後不安を拭い去るために、
どれくらいの貯蓄があれば安心か考えます。
老後資金は、いくらあれば安心?
「お金はあればあるほど安心」なのは言うまでもありませんが、
それだけだと際限なくお金が欲しくなってしまいます。
どのような条件を満たせば「お金の心配」がなくなるのでしょうか。
本記事では、筆者は「安心できる老後」を
「退職後に、生活できるだけの安定した所得があること」
と定義します。
安定した収入があれば、
安心して暮らせると思ったからです。
生命保険文化センター「2022年度 生活保障に関する調査」
によると、
夫婦2人で老後生活を送るうえで、
最低限必要な生活費は
月20万〜25万円
と考える人が多いようです。
仮に月25万円あれば安心とします。
この場合、1年に必要な生活費は300万円です。
これくらいの収入を維持できる仕組みを整えておけば、
十分に安心できるのではないでしょうか。
年300万円の生活費を捻出するには
日本年金機構が2024年4月1日に更新した
「令和6年4月分からの年金額等について」
によると、
夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額は
月額23万円です。
生活に必要なお金が月25万円、
受け取る年金が月23万円
と考えると、すこし年金が足りないものの、
不足額は大したものではないように見えます。
仮に2万円を貯蓄から賄うとすると、
筆者であれば不動産投資信託(REIT)
などに投資して
年間24万円
の金融所得を受け取れないか考えます。
一般社団法人不動産証券化協会が運営するJ-REIT.jpによると、
2024年7月時点のREITの
分配金利回りは4.72%です。
この利回りは税引前のもので、
税引き後は3.8%くらいになります。
この利回りでREITに1000万円を投資すると、
年間38万円の分配金
を受け取れることになります。
月額換算すると3万円です。
(分配金が減らない前提なら)
年金受給額の23万円と合わせれば、
月26万円の収入源を確保できています。
これだけあれば安心できそうです。
もうすこしゆとりを持って
「月30万円」の生活費
を受け取りたい場合はどうでしょう。
この場合、年金支給額23万円に加えて、
月7万円(年84万円)の金融所得が欲しいところです。
この場合、必要な投資資金は2200万円ほどです。
定年時に2000万円くらい
投資にまわせる資金があれば、
余裕のある老後を送れそうです。
まとめ
老後の暮らしについて「貯金が足りているだろうか」
と漠然と不安を抱えている方は多いでしょう。
世帯によって年金受給額や、
老後に必要な資金額は違うでしょうから、
自分なりに試算して、
いまのうちから「どうやりくりするか」
をイメージしてみてはいかがでしょうか。
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文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
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著者の紹介
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
中原 良太(個人投資家・トレーダー)
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