愛猫への愛情表現に欠かせない「スキンシップ」。喜んでもらえるならたくさんなでて愛情を伝えたいですよね。でも、飼い主さんとのスキンシップがいくら好きな猫でも、むやみやたらに触られるのはイヤなはず。苦手な猫ならなおさらです。そこで、猫がなでられたとき「喜んでいるか」「嫌がっているか」がわかるポイントを、帝京科学大学で人と動物の関係などを研究している小野寺温(のどか)先生に教えてもらいました。

 

 

こんなときは「きもちいい〜、もっとして〜♡」

 

・目を閉じる、細める

・のどを鳴らす

・首を伸ばす、顔を押し付ける

 

猫の顔周りをなでたときに、目を閉じる、細める、のどを鳴らす、首を伸ばす、顔をグイグイ押し付けるなどの様子が見られたら、"GOOD(気持ちいい、もっとして〜)"のサイン。そのまま、優しくなで続けましょう。

長いストロークで大きくなでたりワシャワシャと強くなでるのではなく、猫同士がお互いに毛づくろいをし合う様子をイメージして、チョコチョコと優しくなでるといいでしょう。

 

・しっぽを上に伸ばす

・腰を高く上げる

・足踏みをすることも

 

猫が飼い主さんにお尻を向けてきたときに、腰(しっぽの付け根)をなでたり、軽くトントンしてあげると喜ぶ猫も。腰を高く上げる、しっぽを上に伸ばすなどの様子が見られたら、"GOOD(気持ちいい、もっとして〜)"のサインなので、そのまま続けましょう。猫によっては、後ろ足で足踏みをすることも。

猫が腰を触られたくないときは、腰を低くして、逃げるようにスルッとかわすはず。こんなときは追いかけないでそっとしておいて。

 

こんなときは「もういいよ(やめて)」

 

・目を開ける

・耳を反らす

・しっぽの先を振る

 

猫の気分はコロコロ変わるもの。ついさっきまで気持ちよさそうにしていた愛猫が、急に怒ったように去っていき、不思議に思ったことがある飼い主さんは少なくないでしょう。

しかしよく見ると、猫は怒って去っていく前に、"NOT(もういいよ)"のサインを出しているはず。これに気付かずなで続けると、"やめて!"と怒るのです。

 

上記した3つのサインを見逃さないようにしましょう。小野寺先生によると、「猫とよりよい関係を築くためには、『猫が喜ぶことをたくさんする』『猫が嫌がることをなるべくしない』が基本」とのこと。愛情を伝えたくてなでているのに、愛猫にとっては不快でしかなかった、なんてショック! そうならないためにも、ご紹介した見極めポイントを覚えて、スキンシップのたびにチェックしてみてくださいね。

 

参考/「ねこのきもち」2021年8月号『しぐさでわかる! 猫のGOOD or NOT』(監修:帝京科学大学 小野寺 温先生)

文/ハナマサ

 

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