南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域で、チリとアルゼンチンを包み込むエリアを総称してパタゴニアと呼びます。
4,000~5,000m級の峰々が連なり、大迫力の氷河や、山々など自然の魅力が見どころ。
世界遺産に登録されているアルゼンチンのロス・グラシアレス国立公園では、巨大な氷河が最大の見どころ。
氷の塊が轟音と共に湖へ崩落する光景は正に絶景。
又、険しい山々や湖が美しい、トレス・デル・パイネ国立公園もパタゴニアを代表する景勝地。
更に、パタゴニアは、高山植物や鳥類、動物などの宝庫で、大自然を満喫できます。
南半球の最も南に位置するパタゴニア地方では、南に行くほど寒冷地となり、年間を通して強い風が吹くことから“風の大地”と呼ばれている。
最南端の都市はアルゼンチンのウシュアイア。
大陸の最南端、南緯55度のホーン岬の先にはドレーク海峡が横たわり、約1000㎞先には南極半島がある。
❚ロス・アレルセス国立公園
南米アルゼンチンのパタゴニア地方に聳えるアンデス山脈。
そこに「ロス・アレスセス国立公園」がある。
ロス・アレスセスは、山あいにいくつもの湖が点在する美しい公園。
湖はすべて、氷河が大地を削ってできた氷河湖である。
氷河湖の周りには、鬱蒼とした原生林。
そこに生える巨木は、失われた南極の森の秘密を秘めていた。
そして、山の頂を覆う氷河。まさに、パタゴニアの絶景の地。
<遺産名>ロス・アレルセス国立公園(アルゼンチン)
<登録年>2017年
<登録基準> (Ⅶ)自然美 (Ⅹ)絶滅危惧種
❚ロス・グラシアレス国立公園
<登録年>1981年
❚ペリト・モレノ氷河
世界遺産に登録されているロス・グラシアレス国立公園内にある氷河のひとつ。全長約35㎞、湖に面した先端の幅は約5㎞、約60mもの高さがある。
対岸の展望台から青白く輝く氷河を望むことができ、氷河が崩れ落ちる瞬間が見られることも。氷河の上を歩くトレッキングツアーもある。
❚パイネ国立公園
チリ側に位置する世界遺産の国立公園。
3つの岩峰トーレス・デル・パイネがシンボル。
プエルト・ナタレスから日帰りのツアーで行くことができるほか、公園内のホテルや山小屋に泊まってトレッキングを楽しむこともできる。
❚ウシュアイア
アルゼンチンの最南端、ティエラ・デル・フエゴ島にある人口約7万人の都市。
世界の果て博物館の見学や、世界の果て証明書がもらえるなど、世界の果てを体感できる。
ウシュアイアからのティエラ・デル・フエゴ国立公園、ビーグル水道クルーズなどのツアーが人気。
ほかにも、パタゴニアを象徴する岩山フィッツ・ロイ山、世界遺産の手の跡がたくさんある洞窟クエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟)、同じく世界遺産のボスケ・ペトフィカード(化石の森)などがある。
❚観光の拠点となる町はエル・カラファテ!
南米のパタゴニアエリアでトレッキング・登山・クライミング・氷河ツアーなどの拠点となるのはエル・カラファテという町です。
大きな通りが一本あるだけのシンプルな町ですが、様々なタイプの宿泊施設・スーパー・レストラン・お土産屋・バスターミナルなど、旅に必要な施設は十分に備わっています。
❚パタゴニアの観光シーズン
パタゴニアの観光シーズンは10〜3月にかけて。
1月のエル・カラファテの平均気温は13℃と1年で最も高く、ほとんど日が沈まないほど日照時間も長い。
短い夏を謳歌するように花々が咲き乱れ、山々や氷河の絶景を満喫できる。
この時期には観光やトレッキングを楽しむツーリストが世界中から集まり、小さな町はにぎわいを見せる。
いっぽう6〜8月の冬は日中でも気温は1〜3℃にしかならず、不安定な天候が続く。
❚パタゴニアの見どころを巡る
パタゴニアの見どころは、いずれもたどり着くまでが大変な秘境だが、チリとアルゼンチンの国境を越える長距離バスもある。
ウシュアイア→プンタ・アレーナス→プエルト・ナタレス(パイネ国立公園ツアー)→エル・カラファテ(ペリト・モレノ氷河ツアー)→ブエノス・アイレスとつないで、1週間ほどあれば巡ることができる。
❚パタゴニアの生き物たち
寒冷なパタゴニア地方だが、厳しい自然環境の中でたくましく生きる生き物たちがいる。
ニャンドゥ
ダチョウを小さくしたような飛べない鳥。足がとても速い。
グアナコ
アルパカと同じラクダ科の動物。パイネ国立公園でよく見かける。
マゼランペンギン
ウシュアイアからのビーグル水道クルーズで見ることができるほか、プンタ・アレーナス近郊に営巣地がある。
オタリア
アシカにもオットセイにも見える、アシカ科オタリア属の動物。海岸や島に群れで棲息している。
※情報は最新ではありません。
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