食生活で気をつけてますか?「塩分」と上手に付き合って健康維持!
健康ブームの昨今、「減塩」と表示されている調味料や食品をよく見かけるようになりましたね。今回は、塩分と健康についてのお話です。
どうして減塩が必要?
塩分と健康といって、真っ先に結びつくのは「血圧」ではないでしょうか?塩分を摂り過ぎると、その塩分が水分を集めて血液の量を増やし、血圧を高くする原因となります。
高血圧によって動脈硬化が進行すると、脳卒中や心不全など、命に関わる病気を引き起こすため、高血圧対策の減塩が強く叫ばれているのです。このほかに、過剰な塩分は、腎機能の低下、骨粗しょう症、胃がんのリスクを高めると考えられています。
どれくらいの塩分摂取が理想的?
令和元年の厚生労働省の調査では、20歳以上の男性が10.9g、女性は9.3gの塩分を1日に摂取しているという結果でした。理想的な目標値は男性で7.5g、女性で6.5gと設定されているので、男女とも3g程度多く摂取しているという計算になります。日本食は健康的といわれていますが、ひとつの難点は、塩分が多いこと。どうしても塩分を摂り過ぎてしまうので、料理の仕方や食べ方を工夫することが大切なのですね。
薄味でもおいしく食べるコツ!
ただ、塩分の量を減らすだけでは味気なく、すぐに飽きてしまって長続きしません。以下のような工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか?
[出典:厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査結果の概要]
★スパイスを活用してみる
さまざまな香りや味が楽しめるスパイスを料理に使って薄味をカバーしましょう。にんにく、しょうが、しそやみょうがなどの香味野菜などを使えば、季節感も楽しめます。
★酸味を加えてみる
酢や柑橘、トマトなどで、味のアクセントをつくってみましょう。夏の食卓に清涼感も添えてくれます。
★コクをプラスしてみる
たとえば仕上げにごま油を1滴垂らす、煮物に牛乳を加えるなど、コクをプラスしてみると塩分量も少なくてすみます。
★出汁をしっかりとる
出汁の旨みが効いていると、物足りなさを感じにくくなります。
ただし、市販のインスタント出汁には塩分が含まれているので、自然のものからとる出汁をオススメします。
★とろみをつける
食材に味がまとわりつき、舌にとどまる時間も長くなるので、味を強く感じることができます。
★新鮮な食材を使う
新鮮な食材は、あれこれ手を加えなくても十分おいしいものです。蒸し煮や片栗粉でコーティングするなど、おいしさを逃さない調理法でいただきましょう。
減塩を長く続けるには、食材のおいしさを引き出すことが大事なんですね。上手に塩分をコントロールして、健康的な毎日を送りましょう!
※ ハウスダイレクト 活きいき便り 2022 Vol.117 夏号
の掲載記事から引用しました。参考になれば幸いです。
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