おいしい食べ物がたくさん出回る季節です。ついつい、あれもこれもと次々に口に入れてしまいがちですが、その食べ方はちょっと危険です。今回は「はや食い」についてのあれこれをご紹介します。
はや食いは肥満のもと?
厚生労働省では、食べるはやさと肥満度(BMI※)の関係を調べています。近年の疫学調査によると、はや食いの人はBMIが高い傾向にあることがわかりました。
※BMI=肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます(身長はcmではなくmで計算します)。
【食べるはやさとBMIの関係】
愛知県内に住む35~69歳(平均年齢48歳)の成人(男性3,737人、女性1,005人)を対象とした疫学調査の結果
出典:厚生労働省e-ヘルスネットより
はや食いはどうして太る?
食事をすると、血液中のブドウ糖濃度が上昇し満腹中枢から「満腹」のサインが送られて、人は初めて「お腹がいっぱい」と感じ、食べるのをやめます。ところが、ブドウ糖の濃度が上昇するには、ある程度の時間が必要です。
そのため、はや食いの人は、満腹感を感じる前に多くの食事を摂ってしまい、摂取エネルギーが多くなるといった悪循環が起こります。その結果、体重増加、血糖値の上昇などのメタボに繋がっていきます。
それなら、どう食べればいいの?
はや食いを防ぐためには、以下のようなルールを決めると効果的です。
1.一口の量を減らす
大きいものより小さなスプーン、スプーンより箸を選ぶようにしましょう。
2.「飲み込んでから次の一口」の習慣
次々と口に入れるのではなく、口の中のものを一旦飲み込んでから次の食べ物を食べることを習慣づけましょう。
3.水分で流し込むのをやめる
水分でどんどん流し込むと食べる量が多くなりますので控えましょう。
ゆっくり食事を楽しんで健康維持
「ゆっくり噛む」こともとても重要です。咀嚼(噛むこと)は、満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあります。また、ゆっくりよく噛んで食べるとエネルギーの消費がアップします。さらに、噛むことによって消化酵素がたくさん分泌され、消化吸収を助けてくれるなど、うれしい効果が多数期待できます。ゆっくり噛むために、料理の際は、食材は大きめに切り、噛みごたえがある状態にしましょう。きのこなど、食物繊維を多く含む食材を使うことも効果的です。
★はや食いを予防して、元気に過ごしましょう!
※ ハウスダイレクト 活きいき便り
の掲載記事から引用しました。参考になれば幸いです。
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