私が住む北海道の港町には、通りにいくつかの街路樹があるし、庭付き戸建ての住宅も多い。また至る所に、公園もあり、樹木も植えられている。だから時々私は、自宅近くの公園等を散歩する。数年前に内臓脂肪型の肥満に陥ってからは、定期的にその内臓脂肪の状態を、検査しているからでもあり、少しでも肉体的なリスクを、避けたいという一念である。
朝散歩をしていると、様々なものに出会う。
自宅から、歩いて5分ほどの所にある脳神経外科病院まで行く途中の道端に、ガス灯風の
街灯や小さな畑があって、何かが栽培されていたり、仕事に向かう人を乗せて通り過ぎる数台の車を見かけることもある。
またカモメの鳴き声やその飛ぶ光景が見える
時もあり、いかにも港町らしい。けれども私が
一番好きなのは、秋も深まり、街路樹などの
葉が色づき、それが風に吹かれて、散っていく
風景てある。亡き父はどこからかそんな枯葉を集めて来て、我が家の庭の隣りにある小さな畑
の肥料にしていたものだ。それに枯葉が庭に、
貯まれば、それはそこに植えられている植物を
育てる肥料にもなるらしく、以前はそれを綺麗に片付けていたものだが、今は自然のままの
状態にしている。そしてありがたいのは、枯葉や雑草がある土は、柔らかいことだ。
故に雑草駆除の際には、その作業がやりやすくなる。道端に溢れる枯葉なとにも、こんな効果があるのだ。何故それらが重なる土が、柔らかくなるのかは知らないが、それにより、様々な
作業が楽に出来るのは、感謝しかない。たかが
枯葉たが、こんな風に役に立っているのだ。
すでに少しずつ紅葉し始めてる風景を見つめて
いると、季節の変化で移り変わる自然の造形美に、感動する。そしてそのような自然に恵まれた地域に住む幸いを思う日々である。