私の母と弟は、霊感が強くて、よく金縛りに

あったようだ。何かの霊が現れて、例えば

寝ていると、その上から覆い被さるような感覚になり、声すら出せないという。しかし霊感が

ない私は、そんな体験をしたことがないから、

その感覚がわからない。また日頃は宗教嫌いな

母は、何が災難があり、それを自らで解決出来ないと、霊媒師のもとを訪ねて、お祓いをしてもらっていた。そんな類いを信じていない私には知らないが、それで災難は収まるので、母は

そのお祓いの効果だと、思っていた。とにかく

科学ては証明出来ない霊の世界を、体現していたようである。よく夏になれば、怪談話が盛んになされるが、私は幽霊なるものもいない。それは何らかの戒めとか、不幸な死に方をした者の怨念が、そのような怪奇現象をもたらしているに過ぎず、科学的ではないと感じていたので、その存在に対しても、私は否定的な立場だ。だから何故彼等が、金縛りにあったり、霊魂を信じるのかは、未だに謎だ。よく誰かが

亡くなると、その霊が知らせるというが、私の両親は、入院していた病院で、息を引き取って

いたし、不謹慎かもしれないが、父が危篤状態になった際には、金融関係の相続のために、弟

夫婦を父が入院していた病院に残して、私が

地元の金融機関に出向き、その手続きをしていたから、その霊が死を知らせるという体験すら

ない。故に何故彼等が霊感が強かったのかは

未だに不明であるが。それを明らかにするのも意味がないと、痛感している。

金縛りの経験

 

 

 

 

 

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