若い頃から、睡眠状態が悪かったので、快眠の
効果があると聞けば、何でも試したものだ。
例えば玉ねぎが良いと聞いたら、それを刻んで、枕元に置いたり、北海道ではどこにでも
あるラベンダーが、リラクゼーション効果が
あるとエステティシャンに教わったら、
そのアロハオイルを、芳香剤代わりに使った。
またある人は、寝る前にワインを飲む習慣があり、特に赤はポリフェノールが含まれているので、身体に良いと信じていたが、お酒は覚醒作用があるから、なお不眠に繋がるのではないかと、怪しだ。結局長く続いたのは、コップ1杯の牛乳を飲むこと。私は内臓脂肪があるので、出来るだけ低脂肪の牛乳を買っているのだが、
それを飲むと、気分が落ち着き、何となく眠れるような気になるから、不思議である。乳製品の過剰接触は、身体に良くないと言われているが、適量なら、むしろカルシウムの吸収に役立つと思う。
昨今余りにも、快眠に関する情報が出回り過ぎていて、その大半が健康面だけではなく、
限りなく商業主義的な目的での宣伝であり、
健康関連グッズが漠売れしているのも、健康に
関する分野における需要が多いことを、示しているし、マーケット的にシェアされやすいという側面もあるのだろう。だから食物以外の俗に
いう安眠グッズは使ったことがないのだ。
当面は牛乳をお薬代わりに飲んで、
安らかな睡眠が得られればと、考えている。