親と死別するまで、私は一人で暮らしたことがない。大学時代も寮生活で相部屋だったから、

初めて一人で暮らし始めた時には、戸惑うこと

ばかりだった。子供の頃からの生活習慣は、

一人になっても、容易に変わらない。それにかつての座敷を仏間にしたので、いつも親を意識

する暮らし。親が亡くなってからの方が、親を

思い出すもので、現在両親が残した庭や小さな

畑を管理しているが、気づけば、親と同じような動作をしている。特に私は両親が健在だった

頃は、それらの手入れには、全く関心がなかったにも関わらずである。


しかしこうした慣れないことが多くても、

一人暮らしになり、門限がなく、どこに出かけるのも、自らの意志で決められることや、仕事

など人生の岐路に立たされる時に、自らの思いと決断で、道が選択出来るのは、何よりも良い

本来はもっと若い頃から、そうすべきであった

けれど、親の権威は絶大で、それには逆らえず

常に干渉と支配されつつ、生きてきて、それに

息苦しさを感じていた。だから元々あったで

あろう自分が人生の主人公であるという現実と

親からの抑圧から解放された自由を、今ほど

満喫している。むろんこれには、当然責任を、

伴うが、それが人としては、当たり前で、結局

自立とは、依存から脱却し、自らで考えて、

選択し、それに行動が伴い、その結果には、

責任を持つことである。そういう意味では、

ようやく人間として、普通の生き方が出来る

ようになったと言えるだろう。それがこうして実現するちは、とても長い時間が必要だった

けれど、、


自由を感じる瞬間

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する