子供の頃から、実は写真が嫌いだった。

真実を写すのが写真。人が大勢集まるのが

好きではなかったから、集合写真を撮影する

時には、なるべく写らないように、わざとに

端の方に立っていたものだが、今でもそれは

変わらない。目立ちたがりではあるものの、

自らの表情が残るものに対する抵抗が、あった


ところがそんな嫌いな写真と向き合う時が、

訪れたのだ。会社を辞めて、起業したことが

きっかけだった。ビジネスを知らずに、

仕事を始めて、知人に勧められるがままに、

スマホを入手。様々なサイトに投稿をし始めた

当初は、写真の重要性など、全く考えては

いなかったが、良い写真が添付されてるものは、多くのリアクションが得られていて、

例えばビジネス投稿では、そこから集客が

出来て、売上にも繋がっている現状を知った。

SNSを通じて、知り合ったベテランの営業マン

には、営業とは自分を売ることだと、指摘され、写真の重要性を力説された。その人は、

学生時代に、写真部に在籍していて、カメラも

プロが使うような大きな一眼レフのものを、

用いていた。商品はその見せ方が大事で、

それを紹介する写真の良し悪しで、人々への

印象が左右され、売上に影響するという。

実際に、いくつかのフリマサイトに繋がって、

出品してみると、対面販売と違って、写真だけで、商品を紹介し、その撮影の方法により、

それが良く見えたり、逆に印象が悪くなるという事実に出会った。あるオンラインのビジネス

スクールでは、色々な講座があったが、そこで

私は某フリマサイトの攻略方についての講座を

受講した。それまでは自己流での投稿だったが、売上が上がらなかったからである。

そこで初めて写真の修正方法を学んだが、

それでは商品を誤魔化しているようで、初めは

とても抵抗があったけれど、そのサイトに出品

する際に、事前にリサーチした時に、目を引くのは、やはり写真映えのするものだった。

またそのサイトは、値下げをしたり、新しい

投稿だと、上部に掲載されるという特徴があり、何よりも人々から、注目されるためには、

その上部に、自らが出品した商品が掲載される

必要があった。そこで物を言うのが写真である。ビジネスを続けるには、あれほど嫌悪していた写真と向き合う必要が出てきたのだ。


そんな状況に追い込まれて、私は初めてスマホ

片手に、自宅の付近を散歩して、風景を撮影し

始めた。嫌々ながらの撮影だったのに、次第に

どんな被写体を撮影すれば、良いリアクションが得られるのだろうかと、考えるようになり、

意図的に、人が関心を抱きそうな光景を探して、スマホのカメラ機能を使い、写真を撮影

するに至った。だが元々写真が苦手だったから、未だに上手くは撮影出来ない。私は、

物書きで、2作目から、その制作を担って

くれてるある会社の支店長からは、私が撮影

する写真は、ピントが合ってないとか、

ピンボケであるなどと、クレームがつけられた

ことは、数知れず、いつだったか、どうすれば

上手く被写体を写せるのかを、尋ねたところ、

カメラを動かさずに、被写体を狙うことが

大事だと、教わった。会社勤めの頃は、外見で

判断されたくないから、それに重きを置いて

いなかったけれど、ビジネス特に営業は、

見た目の印象がとても重要であるという

真実があり、SNSがこれほど普及してくると、

写真の出来具合が、まさに集客やそれに

伴う売上に、大いに影響するのである。全国に

私の商品を宣伝するには、余り得意ではない

デジタル技術も取り入れなければならず、

時には印象操作も、必要であるらしい。


しかし私は今でも写真は、好きにはなれずに、

やむなく気になるものを、撮影しているが、

最近は自宅付近の風景が、被写体になることが

多く、最も新しいのは、雪雲に被われてた

空がようやく青くなった光景を写して、ある

サイトに掲載した。すると数人がリアクションしてくれて、嬉しかったものだ。私自身は、

どれだけの人々がリアクションしてくれるかは

ほとんど関心がなくて、心から私に関心があり、その商品を好きにな人が、顧客であれば良いと、考えているので、大衆向けのマストな商品は作れない。一部のコアなファンがいて、それが少しずつでも、広がれば良いのだ。


今まで投稿した中で、とても人々から好評

だったのが、自然の風景だったので、これからも、それらを中心に撮影活動を続け、写真を

克復出来たならと、願っている。



最近撮った写真は

 

 

 

 

 

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