会社を辞めて、起業してからは、天候がとても気になる。特に自ら企画したイベントを、
戸外で開催する時は、当然天候により、
集客は左右される。一人暮らしになった頃から
我が家には、使わない食器が多いことに気付き
それらを捨てられないから、販売しようと、
考えた。私は物書きで、自らが書いた本を
販売する事が、メインの仕事だが、なかなか
販売促進にならない現状があり、苦悩していたので、それらと共に自宅の庭で、お茶会をして販売促進に繋がればと、思っていたのだ。
庭に生えた雑草を駆除し、キャンプ用の
折り畳み式の椅子を購入。お茶会を宣伝する ポスターを作成し、その当日までに来客に
振る舞う飲み物を、準備する手筈になって
いたものの、当日は雨だったので、誰も来ない
だろうと、想像して、何も準備していなかった
すると古い付き合いのあるクリスチャンの婦人が、突然我が家を訪れた。彼女には、メールで
お茶会の延期を伝えたつもりだったが、携帯の
電源を切っていたようで、それが伝わって
いなかったようだ。そのために、それが開催 されるか否かを案じての訪問だった。
起業家はいかなる状況に陥っても、それに
対応する必要があるが、外でのイベントを企画したのは、その時が初めてで、雨の場合には
どうするかを全く考えていなかったのだ。
彼女とゆっくり話したかったので、自宅から、
歩いて5分ほどの所にある喫茶店に赴き、
コーヒーの飲みつつ、その店で歓談して、
数時間共に過ごした。これを契機に、イベントを企画する際には、いかなる天候でも、対処
出来るように、いくつかの案を考案し、その
準備をすることが、不可欠だと悟り、天候が
悪くなることも想定した対応を、考えるように
なった。
流氷の到来と共に、気温が氷点下まで下がった
北海道の今日の天気は曇り。日照時間も短く、
積雪量も増えるこの時期は、我が家には、日が
当たらず、部屋が暗くなりがちで、憂鬱になる
そんな瞬間は、起業して在宅勤務になって、
良かったと痛感するのである。