新卒で入った会社はものすごく忙しい会社でした。

朝8時半から毎日終電まで働くのが当たり前。

もちろん当時はサービス残業と言うのは、当たり前の世の中で、残業代なんか全然つきませんでした。160時間毎月残業が超えているのに付けられる残業代は12時間まで。


それが当たり前の会社でした。


まぁ今回はそういう残業が多かった会社の話ではなく


こういう風に働くのが当たり前で数年過ごし

27歳の頃、

私は気力で働いていましたが、

慢性的に疲れていました。


会議に同席するも、いつも眠くて、うとうとしてしまう。

電車の中では、座った途端に寝てしまうし、毎日昼間も眠いって言う状態。


でも若いので、何とか気力だけで頑張ってきていました。


ですが、27歳の時に大失恋をしてしまい


とにかくその彼のこと毎日思って思って、他の事は全くやる気が起きない。

とりあえず会社を休むわけにいかないので通っていましたが、もう肉体的にも、精神的にも限界になってしまいました。


とにかく、この状態をなんとかしなければいけないと思い


見つけたのが、瞑想合宿。


当時は大阪に住んでいたので、奈良の吉野の山にある旅館に泊まって、三日間の瞑想合宿に参加しました


そこで何をしていたかと言うと、とにかく何もない和室の部屋で


ヨガの太陽礼拝を3回

その後に瞑想


そこの指導された瞑想は、頭の中で「シリング」と言う言葉をとにかく唱え続けると言う瞑想でした。20分間。


ちなみに「シリング」と言う言葉の意味は全くないらしい。単にこの音が心を落ち着かせるから、この音を唱え続けると言う説明でした。


まぁとにかくこの太陽礼拝を3回+「シリング」と20分間頭の中で目を閉じて唱え続けるを3回


これをやった後はひたすら寝る


これを1日3セット以上やるという合宿。あとは何もしない。


当時、私は本当に疲れ切っていたので、とにかく気力が全くなくて

頭の中は、彼のことを思って、ずっとぐるぐる回っており、動く気力がなかったので、この三日間は本当にぐっすりとなんでこんなに寝れるんやって言う位寝続けました


そしたらですねー。3日後合宿を終える頃には、もう全く別人になっていました。


とにかく目の前がやたら明るい光がキラキラしていて、世界ってなんて美しいんだろうって言う位輝き出していて


体調めちゃくちゃ回復しました


会議が毎回あんなに眠くてうとうとしていたのに

昼間全く眠くない

電車の中でも座って寝ないでいられる


昼間活力が湧いてくるなんて、本当に久しぶりで


というか、こんなに体って軽いんだと実感しました。


まぁ、失恋した彼の事はその後3年間も引きずりましたが


とにかく、昼間に眠くないと言う状態が、その後残業がめちゃくちゃやはり多かったにもかかわらず5年ぐらいは持ちました。


あの合宿の威力はすごかった。


鬱の人って頑張りすぎが原因だと言いますが

私も真面目に仕事を頑張っていたので

自分では気がつかなかったけれども、当時プチウツになっていたのかもしれません


とにかく、毎日めっちゃ眠かったのに、病気と言うわけではないので

でも仕事は休んじゃいけないって言うなんか変な気真面目さがあって


だからとにかく私が思うのは、鬱の人は思いっきり寝るのがいいと思います


できれば家じゃなくて、和室の旅館みたいなところで1週間ぐらい思いっきり寝る


家だと、ついいろんなものがあって、いろいろ何かをやってしまいがちだから。


そこの瞑想合宿はもうないのかもしれませんが

瞑想合宿のようなものを見つけて行ってみるのも良いかもしれません


とにかく、太陽礼拝と何かよくわからない瞑想のセット。その後、とにかく寝る


あれはめちゃくちゃよかったです。

ゆっくり寝れたから。


そして、体が回復すれば、必ず気力は戻る。そう思います。