今週の定期受診。




耳鼻科で気管のCT。

オジサン先生より、

「通り道はしっかりしているし、声も出てる。

気切をしている必要性がそろそろもう無くなってきているから、卒業に向けて動こうか!


とのお言葉を頂きました‼✨







生れつき気管が細いという疾患。



新生児の頃の心臓手術時の挿管が浅いところまでしか入らない、

細い挿管チューブで頻繁に痰詰まりを起こし、抜管困難、

バルーンカテーテルで無理矢理気管拡張を行い、気管が裂けて気縦隔&ひどい皮下気腫、自己血による窒息、

その気管の傷が治癒して、気管が広がったと思ったら、再狭窄、加えて気管軟骨が脆くなり気管軟化の症状も現れ、泣く度に気管閉塞によるチアノーゼ、徐脈、失神、

病室からドクターコールをかけ、目の前でバタバタと心臓マッサージが始まったり、

3回目のバルーン拡張の際には、両肺が破れる緊張性気胸になり、ほぼ心停止、

それで気管の通り道を確保しておくために気切に至り、

でもそのあとも、気管の奥深くまでカニューレを入れておかないと気管が潰れて息ができなくなってしまい、かといって、少しでも深すぎると、気管の突き当たりにカニューレ先端が当たってしまい、それはそれで息の通り道が塞がれて窒息。

カニューレの深さの「OKゾーン」はたったの2ミリとかそのくらいしかなくて、

少し浅くなったらドクターコールでICU送りとか、




そんな感じでした。



命を落としていてもおかしくなかったことが、少なく見積もっても5回あって、

命は助かったけど、生涯寝たきりかもしれないと宣告されたこともあり、



そんな子が、



今、




コレ😅

ヒッドイ顔!




奇跡の子、強運の持ち主、と言われています✨



元気に保育園に通い、

長女のスイミングの付き添い中は、1周100メートルのランニングコースを、5周走っちゃいます😨笑



あれだけ深さ調整に四苦八苦していたカニューレも、今は毎日5分くらい外して過ごす時間を作っていて、その間も普通に遊んでいます。




ついに、具体的に見えてきたカニューレ卒業。

今回の外来で、一段階細い、内径3,0㎜のカニューレに変えました😃

これで1ヶ月問題なければ、来月の外来で更に一段階細い2,5㎜のカニューレにし、気管孔自体を徐々に小さくしていきます☝

今は、つい数日前まで3,5ミリのカニューレが入っていた孔に3,0㎜のカニューレを入れているので、気管孔からの痰の吹き出しが多くて、ガーゼの汚染がなかなかのもの。
しばらくはこまめなガーゼ交換が必要そうです。



そして、来月2,5㎜まで細くしたら、もうそれ以上細いカニューレは存在しないので、あとはカニューレに栓をするという意味で、日中や睡眠時にスピーチバルブをつけ、意識下でも無意識下でもカニューレからではなく口鼻から問題なく呼吸ができるか。



そこがクリアできれば、ついにカニューレ抜去という流れになります☺

夜間何かあっても対応できるように、先生の当直の日と我が家の都合の合う日に抜去入院します。

抜いた状態で異変が起きないかを、1~2日病院で様子を見て、

退院後は気管孔が自然と小さくなって行くのを待ち、

何ヵ月か経った最後の最後、孔が閉じきらない分は縫合することになるかもとのこと。




抜去の入院は8月下旬目標❗



ずっと目指していたところ。
でも、なったんのトレードマークでもあったのは事実だから、ここにきて少し寂しさもあったり😂




受診の時、先生のデスクを指差して私を呼ぶなったん。

何かあるのかな?と思って見てみたら、



なったんの七五三の時に撮った三姉妹の写真が挟めてあった😃
私が送った年賀状です(笑)



なんで年賀状を送ったかって言うと、

年内最後の受診の時は、気管内肉芽の除去手術をして、口鼻への通り道が開通したはずなのに、

なんで声が出ないんだろう?

と、先生が悩んでいて、



でも12月下旬くらいに急に声が出るようになって、嬉しすぎて「早く先生に伝えなきゃ!」って思って!

でも、忙しい先生にわざわざ電話するほどじゃないし、

じゃあ年賀状だ😃💡

という考えに至り、送ったのです😄



ということは、今は結構な大声で「うるさい!」と言ってしまうこともあるほどですが、

半年前にはまだ声が出なくて困っていたということ。

そう考えると、進化が凄まじいなと思います✨