不倫発覚して3か月後

罪悪感に苦しみ

自分のしたことから目を背けるため

夫は私に離婚を切り出した


私はすぐに答えは出せないと

答えを先延ばしにした


その中で少しずつ離婚に向けて

気持ちを固め準備を始めていた


離婚を切り出して1か月後


「やっぱりまだ頑張れるかもしれない」


夫から言われた


私は今更遅いと思う反面

これで子どもたちが寂しい思いを

しなくてすむのかもしれないと

ほっとした部分もあった


最近長女が夫婦の異変を察知し

不安定になっていた


夫が勝手に長女に

別居することを話したのも原因だ


いつかは話さなければいけないことだけど

タイミングや選ぶ言葉など

もっと慎重に考えて欲しかったし

何より私に一言欲しかった


知らない間に話されていたので

フォローも何もできなかった


知ったのは長女が話してくれたからだ


「パパがお引越しするって」

「ママがパパに行ったらだめって言って」


胸がしめつけられる思いだった


なんで4歳の小さい子に

こんな思いをさせるんだろう


大人の都合で子どもが傷つかなければ

ならないんだろう


離婚したいって言ったり

やっぱりまだしたくないって言ったり


娘に勝手に話してしまったり


夫は自分のしたことで精神的に

追い詰められていることもあり

冷静な判断力がないように思う


そんな夫に私も子どもたちも

振り回されてばかりだ


夫がまた離婚したいと

言い出さないために


再び家族を裏切らないために


誓約書を書かせた上でなら

もう少し家族として頑張れるのだろうか


そう思って誓約書を作った


でも気づいた


こんな誓約書で縛らなければならない

夫婦関係なんて意味がないと。


二度と不倫できない環境を作ったところで

もう不倫しないわけではない


何にも縛られず自由に行動できる中で

その人がどのように振る舞うかが大切で

信頼関係にもなるのだ


不倫できる環境でもしない


その事実が大切なのだ


お互いに自由を与えられない関係に

幸せがあるとは思えない


それに何より

自分が追い詰められたら

大切な子どもを手放す判断になる夫を

これから受け入れる覚悟もないなら

一緒にいるのは地獄だと思う