不倫相手と対峙して

数日が経ったころ

主人が熱を出して仕事を休みました。


主人は精神的に弱いところがあり

メンタルが不安定になると体調を崩しやすいのです。


正直私の方が傷ついてるのに。

私の方が寝込みたいのに。と

思ってしまいました。


離婚をしない選択をして、

家族としてもう一度前を向いて

進んでいきたい気持ちはありましたが


不倫相手に会ってしまったことで

リアルな想像ができるようになり

気持ち悪いという感情におそわれたり


こんなひどいことが平気でできる人と

この先一緒にいられるだろうかという絶望感を

感じたりすることがあり、


私も気持ちが不安定になりがちでした。


その辛い気持ちを寝込んでいる主人に

ついぶつけてしまったのです。


その時の主人の反応になんとなく違和感を

感じたので

私はかまをかけるようなことを言ってしまいました。


「てかまだ相手の人と仕事以外で関わったりしてるよね?」


まさかの返事でした。


『え!なんで知ってるの?』


ドン引きしました。


主人曰く、これから職場でどのように

接していこうという話や


お互い家族としっかり向き合って

頑張っていこうねと慰め合ってたとのことでした。


そんな話を昼ご飯を一緒に買いに行ったりして

話していたというのです。


仕事以外での私的な関わりは今後一切しないことを約束していたはずでした。


誓約書の意味とは?


怒りを通り越してあきれてしまいました。


主人に相手の連絡先を聞いて

さっそく電話しました。


「誓約書の内容覚えていますか?」


『はい。』


「その内容守れていると思いますか?」


『...。』


何を聞いてもほとんど無言でした。


破った場合はその都度違約金をいただくことも誓約していました。


「違約金についてはどうされますか?」


『...。』


私も2人の子どもの育児をしています。

暇ではありません。


こんなしょうもない電話に1時間、2時間と

平気で時間が取られていきました。


やっと口を開いたと思ったら


『一度、ご主人と奥様と3人でお会いして、

誓約書の内容について確認したいです。』


仕事以外の私的な関わりがダメというのが

どこからどこまでがダメなのかわかりずらいので

はっきりしたいとのことでした。


いい大人だったら仕事の話か

プライベートな話かわかりませんか?


2人でお昼ご飯を買いに職場を抜けて出かけることが業務の1つだとでも思っていたのでしょうか。


主人と不倫相手は同期なので

もちろん上下関係はありません。


私にその時間を割けというのも

許せませんでした。


私は会う必要はないしそもそも会いたくないし

そんなことも分からないなら退職してくださいとお願いしました。


今冷静に振り返れば、不倫ができてしまう方の脳内は私には理解できなくて当たり前でした。


『仕事だけは勘弁してください』


この人はどこまでも自分のことしか考えられないんだな。


私は違約金よりも

謝罪の言葉と誠意が欲しかったのだと思います。


そんなこと期待した私が間違いでした。


長時間の電話をし、最終的に違約金をいただくことはやめました。


正直もう関わりたくないという思いが強かったです。


『奥様を傷つけるつもりはなかったんです。』


不倫行為そのものが人を深く傷つけるということがわかっていないようでした。


不倫相手は、あくまで自分は間違っていないというスタンスなのです。


そんな勘違い女だからこそ

不倫ができるんだなと思いました。