私の甥と姪は、今大学生と高校生だ。

甥っ子の逸話は割と何度も書いているが、姪っ子はおとなしく成績優秀なタイプなため、特筆すべき事もなく今に至っていた。


まあ、言うとすれば父親にベッタリのファザコンだというぐらいだろうか?

私の思春期には、父親と会話すらほとんどなかったし、スキンシップなど皆無だったが姪っ子は高校生になってもスキあらば弟にまとわりついている。

そんな感じなので、弟が誘うと用事がない限り2人ともついてくるのだった。

今回、弟は2人をボーリングに誘ったらしい。

「なんでも経験させといたほうがいいと思って」

という弟の言葉に

「え?やったことないの?」

とビックリしたが、そういえば私もボーリングデビューは会社のレクリエーション大会やったかもと思った。田舎なのでボーリング場などなかったからだ。そして、初めてのボーリング🎳で28点という点数をとり、その後も特に上手くなる事もなく楽しいと感じる事がないまま今に至る。

「それで、どんな感じやったん?」と聞くと弟は

「ビックリするで‼️10点や」

「ええっー⁉️それはそれで逆に凄いな」

「ジー、バー、ジー、バーの繰り返しや。信じられへん😅」

と弟は力なく笑っていたが私は俄然テンションがあがった。これは、人生で初めてボーリングで勝てるかも‼️

「今度私と行こうよ🩷」と姪っ子に言うと弟が

「あんた、出来んの⁉️」

「出来る‼️上手くないけど。」

「何点?」

「30点ぐらい?」

「でけへんやんけ‼️だいたい上手くないけどって、上手い人が謙遜でいう台詞やねん‼️その点数なら下手やけどもしくは出来へんけど…や‼️」

いちいち揚げ足をとってくる弟を無視して私は、猫撫で声で姪っ子に

「ボーリングが嫌やったら卓球🏓でもいいよ🩷今度行こうよ🩷」と言うと大人しい姪っ子は

「いいけど…」とうなづいた。

「卓球🏓⁉️卓球なんか出来へんやろ⁉️」

「出来る‼️上手くないけど。」

弟はジト目で私を見たが、今から姪っ子との低レベルな対戦が楽しみな私だ。