兄が亡くなった。突然の訃報だった。腹痛で救急車で運ばれたのだがなかなか受け入れてくれる病院が見つからず、主治医とも運が悪くなかなか連絡が取れず速やかに治療も受けられず、その間に体力がもたず、亡くなったようだ。ガンで胃の全摘手術をして二年くらいたっていた。手術後、食が細くなり、随分痩せてしまったと、夫人が言っていた。そのため体力がかなり弱ってたようだと言ってた。兄は将棋の好敵手で、得がたい存在だったのだ。そのほかにもいろいろ頼りにしていてありがたい、よりどころだったのだ。それだけに残念でならない。大黒柱だったのだ。もっと長生きして欲しかった。七八歳は早すぎたと思う。大病の後はひたすら体力の回復を念頭に自重して努力すべしという教訓を得た。
