最近JR九州や北海道で脱線が相次いでいますが(九州は天災だからある意味致し方ない)、
その皮切りになった事故と言ったら、先日発生した小田急線相模大野での脱線事故でしょう。

以下日経新聞抜粋・・・
19日午後6時10分ごろ、小田急小田原線の相模大野駅構内で、車庫から本線に向かっていた回送列車(6両編成)の一部車両が脱線した。
小田急電鉄によると、乗客はおらず、運転していた男性乗務員にもけがはなかった。一時全線で運転を見合わせた後、影響のない区間から運転を再開したが、全線再開は同日午後11時ごろになる見通しという。
同社によると、列車は車庫から本線に移動する「出庫線」と呼ばれる線路上で脱線した。本線に入った後、各駅停車の片瀬江ノ島行きとして運行する予定だった。
・・・・・とのこと。
実は僕、この現場から500mくらいしか離れていない場所にいたのです!!!www
この日はいつものライブハウス勤務のため、自宅から赤坂に向かって電車に乗っていました。
乗っていたのは急行新宿行きでした。
ライブハウスには19時くらいに付く予定でした。
相模大野を出発してしばらくするまで、あんな惨事になるとは予測していませんでした。。。
やがて走行中、急に車内の電気が消えました!
もちろんクーラーも・・・。
電車は当然のことながら電気を貰って動いていますので、当然動力もなくなり惰性走行。
ブレーキは電磁直通ブレーキを採用している8000でした。停電時でも非常用として自動空気ブレーキを使用できるので、安全に停車・・・
非常用電源で、一部照明と放送、小田急指令の電話は生きています。
そして車内アナウンスが入ります
「お客様にお知らせいたします。さきほど停電が発生したため、現在全線で運転を見合わせております。」
最初は、夏だし夕方だし、変電所か何かに雷でも落ちたのだろうと思っていました・・・。
しかし、小田急指令を聞く限り様子がおかしい・・・
やがてしばらくしてまたアナウンス
「お客様に再度お知らせいたします。さきほど相模大野駅付近で、車両の脱線が起こったため、小田急線、全線に渡り運転ができない状態となっております」
車内騒然。
僕は予測した。脱線したときに架線を切ったのだろうと。。。
やがて車内はキレだす客も出てくる始末。
運転士にキレたって仕方がないだろうに・・・(笑
どうやって赤坂に行けば良いのだろうか必死に考えていたところ、相模大野の駅員とバイトさんが来て、10号車、7号車、6号車、1号車からお客さんを外に出し、相模大野駅まで誘導するということに。
oerでバイトしてたときは普通に運転台に入ったことありますが、まさか引退後も入ることになるとは・・・
僕は10号車にのっていたので、幸い早めに外に出られました。
なぁんでこの前から一部画像が横になってしまうのか・・・。w
脱出してしばらく歩いてからの撮影ww
こんな場所を歩くなんて、もう人生でないだろうな。
なんとも言いがたい、非現実的なこの光景・・・
いつもはひっきりなしに電車が通るこの場所も、このときは人間がひっきりなしに通る・・・。
やがて僕は相模大野駅に着き、ここから徒歩で町田駅(相模大野からは1駅なので歩いても20分程度)に向かい、ここから長津田~表参道~赤坂見附と向かいましたが、ライブハウスに到着したときはすでに20時半でした・・・。
帰りは赤坂~表参道~二子玉川~自由が丘~横浜~藤沢~ウチ
という変態ルートで(笑、なんとか帰宅しました。
ハナから当日の23時に復旧なんかできるわけがないのはわかっていました。
おかげさまで復旧したのは翌朝6時半・・・
それまで現場では作業員100人単位で事故現場を修復していたそうです。もちろん徹夜で・・・。
今回の脱線事故は、転轍機にさしかかり通過の最中に、何らかのはずみで転轍が切り替わり、泣き別れ脱線をした・・・という案配。
しかし、これがどういう理由で、どういう原因だったから発生したのかは、現在調査中だそうです。
まず、ここで言えることは、構内を運転していた運転士には責任はないと言うこと。
構内25km/hを守り、信号に従って走行しているので。
そうすると悪さをしたのは保安装置・・・。
これが機械的な故障なのか、人為的なミスなのかはわかりません。またここがはっきりしないことには安全は保証できません。
追々わかることでしょう・・・。しかし地元路線でこんなことが起こるとは・・・かなりびっくりです。
またそこにいた僕も僕でびっくりしましたがwww
では、本日終了!