11月27日。
11月1日の出生日から、ひまりを苦しめた食道閉鎖症の根治手術が行われることになりました。
手術予定時間は5時間ほど。手術開始は13時の予定でした。
朝からNICUへ行くと、何にも知らないひまりがすやすやと寝ていました
この手術で、食道が治ると思うと嬉しい反面、まだ赤ちゃんのひまりには、酷なことで可哀想だと思ってしまいます
母ちゃんが不安な顔を見せると、ひまりにも伝わるのではないかと、ひまりの前では必死で笑顔で語りかけました
そして、お昼近くになり、手術のための準備をするからと言われ、一旦NICUを退出し、廊下でひまりの処置が終わるのを待ちました。
廊下で待っていると、ひまりの泣き声が聞こえてきました
前回、前々回の手術で、ひまりの声はかすれて全力で泣いても、とても小さく、廊下まで聞こえる音量ではないはずなのに…
よっぽど、辛いんだろうな……
この1ヶ月だけで、3回も手術して、何度も何度も辛い思いをしているひまり……
廊下で待っている間、何度も泣きそうになりました。でも、治るんだからと自分に言い聞かせ、涙を何とか引っ込めました。
ひまりの処置が終わったと声がかかり、NICUへ入ると、ひまりの元気がなくなっているように感じました。
そして、手術に向けて点滴も少し増えていました。
しばらくすると、手術室へ移動しますと声がかかり、
沢山の点滴、医療機器に囲まれた小さなひまりに、
ひまり、頑張って今日で元気になるから父ちゃんと母ちゃん待っているから
と声をかけ、手術室に入るひまりを見送りました。
→→→続く