2023/2/26(日)7:00 青森駅


2泊3日の青森旅、2日目は青森駅からスタート。

ホテルのチェックアウトを済ませて外に出ると、昨晩のうちにしっかり雪が積もったようで白い世界が広がっていました。



さて、まずは朝ごはん。

迷いましたが初めての青森なので、一度は体験しておきたい「のっけ丼」にしました。

青森魚菜センターは駅からすぐで、転けないよう足元に気をつけながら歩いて向かいます。



はじめに、案内所で12枚綴りの食事券を購入。

さっそく1枚切り離した食事券を渡して、最初にご飯の入った丼を受け取ります。



あとは、お店の人のオススメを聞きながら自分好みの海鮮丼をつくっていきます。

朝イチで行くと、数量限定でお得なネタがあったりしますよ。

でも気を付けたいのは、焦らないこと。

先に市場をぐるっと一周してざっくりネタを選んでおくと、後で食事券が足りなくて後悔することはないと思います。



それと写真を撮るなら、イクラやマグロといった見栄えがするネタは最後に選ぶと良いです。

味はもちろん美味しいのですが、ここはどちらかと言うとエンターテイメントを味わう場所だと思いました。



朝から海の幸を堪能したら、駅に戻ります。

北海道と本州を往来する結節点であった頭端駅の青森駅。

奥に見える八甲田丸はかつての青函連絡船で、現在は博物館となっています。

 


珍しいのが、駅構内にリンゴジュースだけを売っている自販機がありました。

3種類を一本ずつ買って、旅行中に飲んでいましたが、個人的に気に入ったのはさわやかな甘みの「つがる」かな。



青森駅からは、青い森鉄道に乗車していきます。

駅を出ると、大きく左にカーブして八戸方面に向かいます。

ちなみに、右にカーブすると弘前もしくは函館方面です。



ふたつ先の東青森駅は、貨物の拠点。

左に目をやると、ずらっとコンテナが並んでいます。

青函トンネルを行き来する貨物列車は、ここで機関車が交換されます。



青い森鉄道は、東北新幹線の延伸開業時に並行するJR在来線を経営分離してできた鉄道会社です。

並行在来線の青森県内の部分を青い森鉄道が、岩手県内の部分をIGRいわて銀河鉄道が引き継いでいます。

 


浅虫温泉駅が近づいてくると、車窓に陸奥湾の絶景が広がりました。

ただ青森駅で見えていた晴れ間は天気が変わりやすいのか吹雪に変わり、海を遠くまで見通すことはできませんでした。

 


陸奥湾に別れを告げたら、今度は山間部に入ります。

海や山と変化に富んだ車窓は、終始見ていて飽きません。

すれ違う列車も朝の時間帯だからか貨物が多く、長編成は迫力がありました。




短い電車も、雪煙を上げて疾走する姿はかっこいいです。

季節が変わるとどんな風景になるのか気になる一面の白い平野、自然とまた乗りに来たいと思いました。



青森駅を出発して約45分、JRの大湊線が分岐する野辺地駅に到着。

野辺地駅の散策は、いつかの大湊線乗りつぶしの時に回して今は先を急ぎます。



駅の裏にスラっと立ち並ぶ杉林は、日本最古の鉄道防雪林として有名らしいです。

約700本とあり、改めてここが豪雪地帯であることを実感します。



野辺地駅から少し進んだ写真の辺りが、昔の南部縦貫鉄道が分かれた場所だと思います。

南部縦貫鉄道は、2002年に廃止された野辺地駅と七戸駅を結ぶ鉄道です。

現在も旧七戸駅で当時のレールバスが動態保存されており、いつか訪れてみたい場所のひとつです。



青森駅を出発して1時間と少し、三沢駅で途中下車します。

ホームに降り立つともちろん寒いのですが慣れてきたようで、日中なら手袋を外しても平気なほどです。



綺麗に整備された駅前の三沢駅。

ここから、路線バスに乗り十和田市街に向かいます。

ロータリーには、2012年に廃止された十和田観光鉄道の駅舎があったそうです。

移動中のバスから廃線跡を探そうと思いましたが、雪景色なので全く分からなかったですね。



十和田市の中心部に到着したら、まずは開店と同時に「十和田バラ焼き」のお店へ。

昼ごはんには少し早いですが、B-1グランプリで殿堂入りもした当地グルメとご対面。



スライスした牛バラ肉と玉ねぎを鉄板で焼くシンプルな料理ですが、このビジュアルが堪りませんね。

店員さんが焼き加減を見てくれるので安心です。



噛むたびに旨味が溢れる牛肉としっかり火が通った甘い玉ねぎ。
醤油ベースの甘辛いタレが染み込み、ひと口食べると悶絶しつつも次には白飯をかき込んでいます。
おすすめの生卵を追加で注文、卵に潜らせたバラ焼きもこれまた絶品モノでした。

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次回は十和田市現代美術館に立ち寄ったあと、奥入瀬渓流に移動します。

ではではノシ


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