2022/6/20(月)12:18 湯田中駅


長野電鉄の元小田急ロマンスカーに乗車して、終点の湯田中駅にやってきました。

湯田中と言ったら、温泉ですよね。



文献に残る開湯は7世紀頃と古く、多くの人を癒してきた湯田中温泉。

お隣の渋温泉とともに情緒ある温泉街の外湯巡りを楽しめますが、確か宿泊客専用だったと思います。



でもちゃんと日帰りが可能な温泉もありまして、そのひとつが駅に併設された「楓の湯」

名前の由来となった頭上の楓は、樹齢が400年とも言われています。



今回は、折り返しすぐの列車で長野駅に戻るので足湯を楽しみました。

次は冬の季節に訪れて、外湯巡りと温泉に入るサルに会いに行きたいなと。



線路の先に不思議な空き地がありますが、これはスイッチバックをするための延長線跡。

かつては急坂と踏切に挟まれた短い平坦区間にホームがあり、駅を発着する際にスイッチバックが行われていたそうです。



帰りも行きと同じ車両ですが、途中もうひとつの特急車両である元成田エクスプレスとすれ違いました。

ちなみに特急の乗車には別途特急券が必要ですが、料金は乗車区間に関係なく大人100円とお安いもの。



長野駅に戻って、昼ごはんは駅前にある「みそ家」へ。

信州味噌のスープはコクのある深い味わいで、ほっとする優しい余韻を持ち合わせています。

チャーシューが食べ応えあって美味しかった。



次の列車まで時間があったので、近くのカフェで休憩です。

フルーツ大福が人気らしく、キウイを選びましたが大きくて甘くてジューシー。

信州マスコットキャラクターのアルクマがプリントされたラテが可愛かったです。



あとは大阪に帰るだけですが、長野駅からの帰路も新幹線を使わずに普通列車を乗り継いでいきます。

まずは、しなの鉄道で新潟県との境にある妙高高原駅へ。

妙高高原駅からは、えちごトキめき鉄道で日本海沿いを目指します。



しなの鉄道もえちごトキめき鉄道も元はJRの路線で、北陸新幹線が開業した時に第3セクターに転換された並行在来線です。



新幹線の高架が右から左に移ると、でっかい車両基地と車両工場が現れました。

いろんな色や形の車両が並んでいるのは、ちょっとテンションが上がります。



この辺りはリンゴの産地でしょうか。

宅地の合間に田んぼが広がりますが、果樹園の多さが目に付きました。

試しに目を凝らしてみたけど、枝にリンゴらしきものは見つからなかったです。



長野から3つ先の豊野駅を出ると、JRの飯山線が分かれていきました。

豊野駅は飯山線の起点ですが、列車は全てしなの鉄道を通って長野駅に乗り入れます。

 


だんだんと山深くなってきます。

もちろんこの辺りにもスキー場は多く、有名なところでは斑尾高原があったり。



そして寄り添う川は、千曲川支流の鳥居川。

あと近くには湖底からナウマンゾウの化石が出土したことで有名な野尻湖があったり。

 



長野県最後の駅、黒姫。

黒姫駅と言ったら、大阪駅発のシュプール号の終着駅かな。

シュプール号は、スキーブームに各地で運行されたスキー場直結の臨時列車です。

 


そんなこんなで長野駅を出発して約45分、終点の妙高高原駅に到着。

鉄道会社が変わるので乗り換えせざるを得ませんが、基本的に接続は考慮されているようです。



どうしても列車に乗り続けてしまうと、内容が間延びしてしまいますが、まぁのんびりといきます。

次回は、直江津駅で乗り換えて富山を目指します。

ではではノシ


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