吉行和子、骨折で2カ月入院していたことを告白 | ナイキバスケットシューズのブログ

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(映画.com)

 夫を亡くした高齢女性が新たな人生を模索する姿を描いた映画「燦燦 さんさん」の特別試写会と中高年向け婚活イベントが11月6日、都内のホテルで行われ、主演の吉行和子、共演の宝田明が出席した。

 長い介護生活の末に最愛の夫を亡くし、ひとり淡々と暮らしていた77歳の鶴本たゑ(吉行)が、残された人生を満喫すべく婚活を決意し、やがて運命の出会いを果たす。老老介護をテーマにした短編「此の岸のこと」で国内外から高い評価を受けた外山文治監督の長編デビュー作だ。

 吉行は8月の豪雨で滑って転倒し、右足を骨折して2カ月もの入院生活をおくっていたと明かしながらも、元気な姿で会場に登場。「うまくいくといいですね。まだまだ楽しいことがいっぱいありま ナイキ SB から、気に入った方がいらしたら楽しく過ごせることを祈っています」と参加者たちを温かく見守った。たゑの婚活に猛反対する森口を演じた宝田も、「戦前戦中は婚活が活発じゃなく、人様が全部セットアップしてくれたものに乗っかっていた。今は自分で自分の運命を切り拓いていく時代。今日は自分を思い切りさらけ出して楽しんで」とエールをおくった。

 婚活イベントには、一般公募で集まった平均年齢59歳の男女26人が参加。本作観賞後にホテルの庭園を散策するなど“マッチングタイム”を過ごし、1組のカップルが誕生。吉行は、「若い人の婚活はこれからの未来を背負うので責任も重いけれど、人生も終わりに近い時に誰かに出会えるって本当に素敵なこと。映画の中で主人公が『どうして婚活するの?』と聞かれ、『だって人を思うと優しい気持ちになるでしょ』と返すシーンがとても印象的。私も優しい気持ちで人生をおくれるのは最高だと思う」と祝福。そして、「苦しんだり悩んだりしている高齢者の映画が多いけれど、いくつになっても心はときめくもの。高齢者を生き生きと描いてくれた外山監督、本当に素晴らしい」と称えた。

 現在独身の吉行は、再婚するならどんな男性像が理想かを聞かれ「明るくて、あまり神経質じゃない人。出会いってわからないけれどピンとくることもあるので、その時の感じですよね。まだまだ希望は持っているので」と前向き。すると宝田が、「もう1度結婚するなら吉行さんみたいな人がいいな。映画の中でもたまらなくかわいらしい」とラブコールをおくり、吉行は「役者さんって上手なの。だから気をつけなくちゃいけないの」とほほ笑んでいた。

 「燦燦 さんさん」は11月16日から公開。