アメリカのTV業界は日本とは全く違う仕組み
5大メジャー・ネットワークの2013~2014年シーズンとはいつからいつまで
基本的には2013年9月~2014年8月までをネットワークTVスケジュールという
5大ネットワークとは
NBC
FOX
ABC
CBS
The CW
他チャンネルはケーブル局となる
5大ネットワークは5月13日に今シーズンの新番組を発表する
How many new shows
That's the tricky part
(そこがトリッキーな部分の意味)
基本的に5大ネットワークは合わせて約104番組のパイロットを今シーズン制作されたと言われている
シーズン的にはFall(秋)とSummer(夏)に分かれるが、メインはFallで9月~5月が1シーズンとされている
What's a pilot
パイロットとはTV番組の第1話のこと
TVドラマによってはパイロットが2話仕立てになっているケースもある、“LOST”みたいに
まずは各番組パイロットという第1話だけを制作し、TV局の重役そしてテスト・オーディンエンスとなる一般人が見て、その反応が良いか悪いかを判断する
今シーズンは約104のパイロットが制作されたが、GOサインを出されて実際TVで放送されるのは。。。何とこの1/3にあたる、34~35番組とされている
ここで喜ぶのはまだ早い
TV局によってはパイロットを放送開始日の数週間前にiTunesなどで更に試す、反応が悪い場合はここで切られることも
パイロットでGOサインが出るとまずはだいたい13話の初期オーダーがTV局から出る
How many episodes are there in a full season
(フルシーズンでは何話あるの?の意味)
基本は22話~24話
初期オーダーの13話を制作しても、全部放送されるとは限らないのが超ドライなアメリカのTV業界
着実に視聴率が取れなければ、切るが基本
今年始まったシリーズで2話打ち切りもあったのだ
2話ですよ、2話
それだけ過酷な業界です
13話まで行けばいいほうです
視聴率取れない場合はここで打ち切り
日本でも何でDVDが出るのか分からない“アルカトラズ”みたいに。。。アメリカでは打ち切りになっても海外でDVDセールズやレンタルで稼ごうということだと思いますが、ちょっと酷いですよね。。。簡潔もせずに途中でプツっと終わる訳なので
13話放送して視聴率が取れれば、バックナインと言って残りの9話がオーダーされる仕組み
でも最近はTV局も番組によっては最初から7話~13話で完結式のシーズン1をオーダーする傾向もある
例えば今アメリカで爆発的に人気が出始めた“SCANDAL”みたいに
この番組は“グレイズ・アナトミー”制作者のションダ・ライムズの最新作でABCは彼女との密接な関係+彼女のヒットメイカー性を信じてシーズン1はフルオーダーだが全7話と慎重に地盤を固めて行き、2012~2013年のシーズン2は22話に
So out of the 34-35 new TV shows, how many shows get picked up for season 2
(34~35新番組中いくつの番組がシーズン2を迎えることが出来るのか?の意味)
約12番組 あればいい方です
アメリカのTV業界ではシーズン4以降続けば凄い金儲け出来ると言われています
では毎シーズン約12番組がシーズン2を迎えることが出来る中、その内いくつの番組がシーズン4というマジカル・シーズンまで続くのか
半分もないです
怪物番組と呼ばれるロングラン番組はある意味過酷な戦いを勝ち抜いて、視聴者から愛され続ける番組なんです
視聴者目線から書くと、毎シーズンいくつかの新しい番組をチェケラし、気にいったのだけ続けてみるものの、番組によってはシーズン1~3でいつ打ち切られるか分からない恐怖があり、途中で打ち切られると怒りもあるし時間返せとも思う(笑)
逆に何年も続いている番組には視聴者としてもそれだけの愛着がある。10年続いている番組であれば、毎週毎週見るのを楽しみにして、シーズンが終了するとまた5ヶ月間も待たされての繰り返しを10年間続ける訳なので相当な入れ込み具合です
アメリカで長年続いている現在も放送中のTVコメディ&ドラマ
The Big Bang Theory (Season 6)
The Mentalist (Season 5)
Grey's Anatomy (Season 9)
Bones (Season 8)
NCIS (Season 10)
CSI (Season 13)
Castle (Season 5)
Criminal Minds (Season 8)
など
最近のアメリカTV業界では異変が起こり始めている
5大ネットワークに対抗すべきケーブル局の勢いが止まらない
ケーブル局には有利な面と不利な面がある
有利な面は5大ネットワーク程規制がない為に、言葉や内容を過激に出来ることと、5大ネットワークのように製作陣に口うるさく指示を出さない為クリエイティブな番組が生まれる、自由に放送日程&エピソード回数を設定出来るし5大ネットワークみたいに特番などで1週間飛ばされることなく連続的に毎週放送出来る
不利な面はやはりケーブルなので5大ネットワークと違ってお金を払わないと見れない点と宣伝費・制作費がやはり5大ネットワークと比べると大幅にダウン、なので5大ネットワーク程いくつも新番組は制作出来ないのでその分絞って1~2本に賭ける手法
だが、今はTVもネットで見る時代な為に、ケーブル局の番組をネット見る為視聴者が急増している
5大ネットワークよりも視聴率を取る程になっている為、焦っているのはいわゆる地上波である。。。それは日本も同じ
Most popular cable TV series (on air right now)
Game of Thrones
Mad Men
Breaking Bad
The Walking Dead
Dexter
Dowtown Abbey
Homeland
American Horror Story
True Blood
Burn Notice
など
今一番人気あるのは"The Walking Dead"で終わったばかりのシーズン3が記録的な視聴率を叩き出し、18歳~49歳のメイン層では5大ネットワークを含む全チャンネルで最も人気な番組という偉業を達成
シーズン3は超面白かったですシーズン2は多少ダレましたが3はハイペースで展開が面白い
ということで数日後に発表される次シーズンの新番組が期待に応える番組になるのか消えて行くのか。。。興味深い
ちなみにシーズン2を迎えることが出来た2012~2013年新ドラマは(今現在)。。。
REVOLUTION(レボリューション)
ある日突然全世界で大停電が起きる。。。そして15年後の話
これは見てます、中々面白い
ELEMENTARY(エレメンタリー)
シャーロック・ホームズとワトソンが現代人でNYにいたらの話
私は見ていませんが、超人気あります
THE FOLLOWING(ザ・フォロウィング)
連続殺人鬼がカルト集団のリーダーにそれを追うFBIの話
ケビン・ベーコンがTV初登場面白いけど詰めが甘い
ARROW(アロー)
スーパーヒーロー系で、お金持ちのお坊ちゃまが悪と闘う話
最初の何話見ましたがちと飽きました、CW系が苦手なのかスーパーヒーロー系が苦手なのか