カワイイヒヨコ達が「ピヨピヨ」と歩み寄ってくるのを、子供達が手ですくって可愛がっている。
 なんとも、微笑ましい光景ですよね。

 でも、いつ行っても、可愛らしいヒヨコ達がそこにいるんですよね。
 不思議じゃないですか?このヒヨコ達は、成長しないのでしょうか?
 それとも、いつまでもヒヨコのままの種類?

 実際には、3週間ごとに新しいヒヨコに入れ替えられている。
 というのが正解です…
 じゃあ、入れ替えられたヒヨコ達はどうなるの?
 まず、ダンボールにぎゅぎゅっと詰め込まれます。
 この段階で、下の方にいるヒヨコ達は圧死します。圧死はせずとも、息のできないヒヨコ達は、必死に呼吸をしようと、小さなクチバシを他のヒヨコ達の隙間から突き出し、呼吸をします。
 そして、係員の手が空くまで、しばらく放置。
 時間ができたら、生き残ったヒヨコを1羽ずつ、木片を使って息の根を止めていきます。
 ヒヨコの喉元に木片を押し当て、首の骨を砕くように、捻りこみます。
 ヒヨコは喉をつぶされ、声をあげることも出来ず、絶命します。

 次に死んだヒヨコを、ハサミを使って切り、内蔵を取り出します。
 そうやって処理されたヒヨコは、一時冷凍され、同じ動物園にいるフクロウの食事になります。
 フクロウの食事とされているので、まだマシなのかもしれませんが…

 この会社の企業理念は【動物と人間が笑顔で幸せに暮らせる社会の実現】なのだそうです。
 私には、この会社のやり方で、この企業理念が実現されるとは、とても思えません…

 こういった気軽に動物と触れ合える場所は、家族やパートナーとのレジャーにはうってつけですが、利用する際には、このような内情があることも、頭の隅に置いてみて欲しいと思います。
 このような会社が、大きくなって施設が増えていくことで、本当に動物、人間が幸せになっていくのでしょうか?

 それとも、多くの人達に動物と触れ合う価値を与えているのだから、支援されて繁栄していくことが当然なのか…