その前に先週見た「アラジン」を語りたい!
ということで、今回は絶賛公開中の「アラジン」!
アニメ版のアラジンですが、実は初めて映画館で見た映画だということもあり、ディズニーの中でも1、2を争う大好きな作品なんですよね。
ただ、監督がガイ・リッチー。
スナッチやシャーロックホームズシリーズは好きですが、ディズニーらしさと相性は合うのか!?
と、期待と不安とが入り交じった状態で、字幕で見てきました。
アニメ版の楽しさはそのまま、実写ならではの演出が加わって、楽しかったぁ!!
要所要所のシーンは見事に再現されているんですが、実写なのでよりアグラバーの雰囲気や空気感が感じられるのはいいですよね。
また、予告では「ただの青いウィル・スミスじゃん笑」だったジーニーも、実際に映画で見てるとスゴいしっくりきてて、ちゃんとジーニーしてると言いますか。
ロビン・ウィリアムズ、山寺宏一に続く、第3のジーニーとして確立されてました。
ラッパーとしてのウィル・スミスが存分に活かされてるのが、今までと違うとこですね。
と、散々褒めてきましたが、大好きな故の不満...というより気になっちゃった点もありまして。
この辺はちょっとネタバレを含むので、ご注意ください。
・魔法の洞窟が最初っから口を開けてるので、ちょっと迫力不足
→やっぱ、何もない砂漠から突然現れる、あの演出は省いてほしくなかったかなぁ。
・ジャファーとイアーゴのキャラと出番が物足りない!
→ジャファーの動機とか、リアリティーが増して実写との親和性は高まったんですが、ちょっと普通の人っぽくなりすぎた?それに、ジャファーの歌がないじゃん。
・劇中歌「スピーチレス」のタイミングが
→本作のジャスミンのキャラクター性を物語る、メッセージのこもったいい曲だったのですが、ちょっとストーリーの流れを留めてしまったように感じました。
じゃあ、どうやったら自然だったのか。うーん、周りの人物を変に消し去らないほうがよかったのかもなぁ。
そして最後、これが一番重要
・アラジンとジャファーが対峙するクライマックスで「僕を信じろ」がない!!
→市場で初めて出会ったときの印象的な一言なだけでなく、ジャスミンが"アリ王子"を信じるきっかけにもなってるわけで。
だからこそクライマックスでも光るセリフなんだけどなぁ。
書きながら、我ながらアニメ版にこだわりすぎちゃって、懐古主義というか、難癖っぽくなってるなぁ、と反省もしてますが、ゆずれないんだよなぁ。
難しいところです。
そうそう、不安要素だったガイ・リッチーらしさは、予想以上に控えめで、逆にビックリしました。
ディズニーらしさのために抑えられたのかなぁ、とか勝手に想像してますが、それで正解ですよ、うん。