将棋の竜王戦、7番勝負の第二局も終わりましたね。
ネットで棋譜を見ながら、今回は実際に盤面で棋譜ならべをしながら
対局を見て行こうと思います。
先手番は広瀬八段。
第一局と同じく、角換わりの戦型となりましたが、
序盤、玉周りの駒組みが全く同じになる構図。
将棋ウォーズで指してるときに、互いに美濃囲いになることはありますが、
プロの対局で、しかも竜王戦という大一番で出てくるところがちょっとびっくりしてます。
ただ、その直後盤面動き出しましたね。
羽生竜王が8筋から攻めはじめ、大駒をいとわない攻めで
広瀬八段の玉周りを崩しにかかりました。
所要時間は別として、60手に満たないなかでこの攻めの速さは本当に意外でした。
そこから金銀を重ねなおしてからの、飛車の効きを殺したりと
広瀬八段もじわじわと戦っていたのですが、90手ぐらいから羽生竜王が優勢に。
92手目の角銀の両取りからの、94手目の飛車角の両取り。
観てるだけでも痛い攻めだと思います。
終盤、龍と馬を切りに行きはじめてからは、もう展開が・・・。
5段目に金と歩で壁を作らされちゃってるし。
羽生竜王が自陣の飛車を捨てて攻め駒をとりに言った場面はもう厳しいのなんの。
150手で広瀬八段が投了し、羽生竜王が2勝目をあげました。
広瀬八段の粘りもさることながら、それを上回る羽生竜王の攻めの鋭さがすごかった。
羽生竜王のブレイクがうまくきまったので、このまま押し切るのか。
ただ過去に3連勝から4連敗ということもあったので、まだまだ予断は許さない、目が離せない棋戦が続きそうです。