サー・ジェームズ・ゴールウェイのリサイタルに行ってきた。

72歳になるのか…?驚嘆。

実はあまりゴールウェイの演奏は好みではなく、CDでしか聴いたことなかった。

しかし、生で演奏を聴いたら全然!違う。
CDはまあまあ若い時の演奏ってこともあり、結構勢いがあったけど…今は今で味がある演奏というのか。

しかし歳のせいなのか?一曲目(フォーレのファンタジー)の出だしがいきなり調子っぱずれでびびり。ドップラーのアンダンテとロンド(ゴールウェイが1st、奥さん2nd)では、一瞬止まってたような…。細かいパッセージのミスが目立った。プログラム最後の曲(ボルヌのカルメンファンタジー)では途中で止まって(最初からやり直した)し調子が悪かったとしか思えない。うーん。

それにしても演奏会自体はゴールウェイの人柄が滲み出ているようで肩も凝らず楽しく聴けた。一度でも生で聴いてみるもんだなと思う。本当に良かった。

つまづく石にころぶ-111005_210351.jpg

アンコールの曲は、シンプルで飾りなくて、心に沁みたな…。