癪に障るが素直に評価しよう | Hi な薬剤師の備忘録

癪に障るが素直に評価しよう

先日何気に業界新聞を眺めていたら

日頃から何かとケチをつけていたご仁が

日薬の臨時総会で

薬剤師の職能範囲の拡大について発言していた

これは日頃おとなしい我々薬剤師が

タブーを破ったと言っていい内容で

VITAL CHECKや採血など

通常であれば看護師や検査技師が行う業務の一部を

薬局内で行えるようにするという考え方だ


これまで薬剤師は

自分の職域を大切にし

メディカルチームの他職種の業域に対して

表だって手を伸ばすことも、言及することもなかった

それはそうすることが相手の職能を尊重し

尊敬し協力し合って任務を遂行することがベターだと考えていたからかもしれない


しかし昨今では看護師が

処方権と調剤権が独立していることの意味など

まるで理解しないまま

一部とはいえ調剤権や処方権を寄こせと

公然と口にするようになっている

麻生総理じゃないけど

浅ましいにもほどがあり呆れるばかりだ


僕は、ならば注射は単なる投与経路の一つなのだから

処方に基づいて薬剤師が注射をすることに

何の問題があるのかとずっと思っていた

高度管理医療機器をはじめとした医療機器類を扱っているんだから

軽度のVITAL CHECKもできていいはず

いつかこれを公の場で口にしたいと思っていたが

先を越されてしまったわ(^^ゞ


Fさん

日頃から求心力の働かない組織運営をしてるみたいだけど

今回の発言は

あの商売人Tなんぞには絶対に考えもつかないだろうし

あいつじゃ思っても小心者だから一人じゃとても口にできないだろう

結果はどうあれ

こうした考え方が活字に残る形で発言された意味は大きい

よって僕は今回に限り最大級に評価します