出勤予定のOくんが来ません。

 

みんなが騒ぎだして、私に何か知らないかと

聞いてきますが、さっぱりわかりません。

 

私が聞きたいくらい。

 

結局その日は連絡が取れないまま閉店になり

心配した店長が自宅に行ってみることに。

 

 

 

辞めるって言ってたけど

まさかこんな辞め方しないよね?

 

そんな非常識なことする人じゃないな。

 

それに、私たちはどうなるの?

 

 

 

Oくんの事は最後まで信じたかった。

 

 

 

翌日、出勤したらもう店長がいて

Oくんが自宅にもいなかったと話してた。

 

何があったんだろ・・・・

事故や事件じゃないよね?・・・・

 

みんながそう言って心配してる。

 

私もドキドキが止まらない

 

 

夕方になって、店長がみんなに話し始めた。

 

 

『Oくんと連絡が取れたよ。

 急にご実家へ戻らなきゃいけなくなったから

 退職するってさ』

 

 

なにそれ。

 

そんな辞め方ってある?

 

 

信じてたOくんがそんな辞め方することに

凄く腹が立った。

 

私にさえ何も言わずに辞めたことにも

腹が立った。

 

 

一人暮らしをしてたアパートには

もういないかもしれないけど

どうしても話がしたくて

私は仕事帰りに電話を掛けた。

 

 

その頃はケータイもない時代だったので

電話は公衆電話から。

 

アパートの電話は

もう解約されてるかもしれないと

半分諦めてかけてみたが

なんと呼び出し音が聞こえてきた。

 

そしてOくんが電話に出た。