<ロッテ1-3日本ハム>◇31日◇QVCマリン
日本ハム斎藤佑樹投手(26)が、
2012年6月6日の広島戦(札幌ドーム)以来、
785日ぶりの勝利を挙げた。
粘った。初回1死一、二塁。
ロッテの4番デスパイネを外角スライダーで遊ゴロ併殺。
2回には角中に1発を浴び、なおも2死満塁のピンチ。
ここで鈴木をフルカウントからフォークボールで空振り三振。
ピンチは続く。
3回1死一、二塁から今度は今江に
ストレート系の内角球で詰まらせ、三ゴロ併殺。
ピンチになればなるほど、天性の勝負勘が冴え渡り、
打者の打ち気をそらした。
6回6安打1失点、7奪三振。
「この展開の中で打者の皆さんが逆転してくれたことに感謝したい」。
苦しみ抜いた末の今季初勝利の味は、格別だった。