◆J2第22節 富山1-1讃岐
(20日・富山県総合運動公園陸上競技場)
ホームでの“裏天王山”に臨んだ22位・カターレ富山は、
1―1で21位の讃岐と痛み分け。
リーグ後半初戦を白星で飾れず、最下位脱出とはならなかった。
1点を追う後半18分、
MF木村勝太(25)の今季初得点となる右足ゴールで同点に。
同ロスタイムにPKを与えたが、
富山出身の讃岐DF西野泰正(31)が失敗する命拾いで、
何とか勝ち点1を積み上げた。
カターレ富山は負けなかった。
だが、限りなく敗戦に近いドローに笑顔はない。
ホームに21位・讃岐を迎え、2点差勝利で約2か月ぶりに
最下位から脱出できたはずだったが、
シーズン後半初戦を不完全燃焼の再スタート。
1―1の後半ロスタイム1分、
DF御厨が与えた絶体絶命のPKを富山第一高出身の
讃岐DF西野が外す“幸運”に恵まれての勝ち点1だった。
先制点もまさかの展開で与えた。
前半38分、最終ラインでのパス交換中、
DF秋本がトラップする際にバランスを崩して転倒。
相手FWに難なくGKとの1対1に持ち込まれた。
「流れと関係ないところでの失点に苦しんだ」と安間貴義監督(45)。
後半18分、途中出場のFW西川の左クロスを、
MF木村が右足で押し込む今季初得点で同点に追いつくも、
待望の決勝点は最後まで生まれず。