サッカー・ワールドカップ(W杯)で、
アジア勢はグループリーグ2試合目を終えた時点で未勝利だ。
このまま1勝も挙げられなければ、
現行の32チーム制が導入された
1998年フランス大会以降では初めてとなる。
国際サッカー連盟(FIFA)は、
大陸連盟別の出場枠を決める際にW杯の実績も判断材料にしており、
次回のロシア大会でアジア枠が減らされる心配も出てくる。
強豪がひしめくB組の豪州は、2連敗で早々と敗退が決まった。
C組の日本、F組のイラン、H組の韓国は、ともに1分け1敗。
3戦目に決勝トーナメント進出の可能性を残しているものの、
いずれも厳しい状況だ。
今大会の苦戦ぶりは、データ上も明らか。
シュート数で相手を上回ったのは、
日本のギリシャ戦、豪州のチリ戦の2試合のみ。
ボール支配率やシュート数で圧倒される試合も多い。