ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が21日に行われ、
グループFではナイジェリア代表とボスニア・ヘルツェゴビナ代表が対戦した。
開幕戦をイランと引き分けたナイジェリアは、
途中出場だったピーター・オデムウィンギが先発となった。
一方、アルゼンチンに敗れ、
黒星スタートのボスニアはエディン・ジェコらがスタメンに名を連ねた。
試合はボスニアがパスを回し、ナイジェリアは縦に速い攻めを見せる展開となる。
20分、ボスニアはミラレム・ピアニッチのスルーパスに抜けたジェコがシュートし、
ネット揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールに。
3分後にも右サイドから、イゼト・ハイロヴィッチがカットインから左足を振り抜いたが
GKヴィンセント・エニュアマがセーブした。
迎えた29分、ナイジェリアは右サイドをエマヌエル・エメニケが突破。
相手DFと入れかわってペナルティエリア内右深くまで侵入すると、
マイナスのクロスボールをオデムウィンギが流し込み、先制点を獲得する。
ボスニアは前半終了間際、
ジェコにチャンスが訪れる場面があったが、枠を捉えられなかった。
ナイジェリアの1点リードで試合を折り返す。
後半に入り57分、敗れると敗退が決まるボスニアは、
アルゼンチン戦で同国史上初となるワールドカップでの得点をもたらした
ヴェダド・イビシェヴィッチがハイロヴィッチに代わり登場。
さらにセナド・ルリッチを下げ、セヤド・サリホヴィッチがピッチに立つ。
試合はオープンな展開になると61分、
ナイジェリアはペナルティエリア内でオデムウィンギがボールを持ち、
最後はエメニケがシュートしたが、
GKアスミル・ベゴヴィッチが好セーブを見せた。
64分にボスニアはハリス・メドゥニャニンに代えてティノ・スシッチが入り、
交代枠を使い切る。
ナイジェリアもアーメド・ムサに代わってショラ・アメオビを投入する。
ボスニアはパスを回し、ナイジェリア陣内で試合を進めるも、
好機は作れず。逆にナイジェリアはカウンターで脅かしていく。
アディショナルタイムにはジェコがゴール前で決定機をむかえたが、
反転してからのシュートはGKエニュアマが弾き、ポストにも当たった。
結局試合はそのまま終了し、ナイジェリアが1-0で勝利した。
2連敗となったボスニアは最終節を残してグループリーグでの敗退が決まった。
25日に行われるグループ最終節で
ナイジェリアはアルゼンチン、ボスニアはイランと対戦する。