19日(現地時間)に行われた
ワールドカップ(W杯)・グループC第2節、
コロンビア対コートジボワールの一戦は、
コロンビアが2-1で勝利を収めた。
ギリシャ代表を破ったコロンビア代表、
日本代表を破ったコートジボワール代表と、白星発進した同士の対戦。
グループCの行方を占う試合は、序盤から一進一退の攻防を見せる。
最初にチャンスを迎えたのはコロンビアだった。
5分、ロングボールにクアドラードが走り込み、落としたところにグティエレス。
だが、左足のシュートは枠をとらえない。
対するコートジボワールは24分、
中盤でボールを持ったティオテがミドルシュートを放つ。
しかし、これはバーの上に超えていった。
コロンビアは、10番を背負う司令塔のハメス・ロドリゲスが好機を演出していく。
27分には、ハメス・ロドリゲスのクロスがグティエレスに届く。
中央でフリーとなっていたグティエレスだが、うまくミートできず、
この試合最大の決定機を逸した。
ピンチを脱したコートジボワールは、
30分に右サイドを駆け上がったオリエがカットインからシュート。
これはGKオスピナに防がれたが、
この日もオリエはサイドバックでありながら積極的に攻撃参加した。
コロンビアは52分、最初の交代を行う。
イバルボに代えてキンテロを投入。
ハメス・ロドリゲスを左サイドに出して、ポジションを変更した。
58分、ディフェンスラインの裏に抜けたクアドラードがパスを受け、
シザーズからコートジボワールDFをかわして右足を強振。
鋭いシュートはGKバリーの手をかすめ、バーに弾かれた。
コートジボワールは60分、ボニーを下げてドログバを投入する。
またゾコラがイエローカードを受け、次戦出場停止になった。
エースをピッチに送り込んだコートジボワールだが、
先制したのは攻め続けたコロンビアだった。
64分、ついにゴールをこじ開ける。
左CKからクアドラードがボールを入れると、
ニアサイドでハメス・ロドリゲスがヘディングを叩き、ネットを揺らした。
さらに70分、コロンビアは待望の2点目を手にする。
中盤でセレイ・ディレのボールをハメス・ロドリゲスが奪い、
グティエレス、キンテロとつないで最後はキンテロが
バリーとの1対1を沈めてコートジボワールを突き放した。
だが、コートジボワールもそのまま引き下がることはなかった。
73分にジェルビーニョが個人技で左サイドを突破して、
右足のシュートでオスピナの守るゴールマウスを破った。
この得点で息を吹き返したコートジボワールは、
サイドからクロスボールを入れ、ドログバをターゲットに攻撃を仕掛けていく。
しかし、コロンビアは最後まで集中を切らさず。
1点のリードを守り切り、
2連勝で勝ち点を6に積み上げてグループCの首位に立った。