15日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)・グループE第1節、
スイス対エクアドルの一戦は、2ー1でスイスが勝利した。
立ち上がりはエクアドルがアグレッシブに出る。
高い位置からプレスをかけて、主導権を握りにいった。
しかし、5分をすぎた頃には落ち着き始める。
エクアドルはしっかり引いて守り、スイスに持たせる形になる。
エクアドルは22分に先制した。
左サイドの深い位置からFKのチャンスを得ると、
ワルテル・アジョビの鋭いパスにエネル・バレンシアが頭で合わせてゴール。
良い形でリードを奪う。
スイスはサイドからの攻撃やシャチリのミドルシュートが目立つ。
インレルも惜しいシュートを放った。
ただ、フィニッシュまで行けるものの、
ペナルティーエリア内に入ることはさせてもらえず、決定機は多くなかった。
特に前半の終盤は押し込んだが、やはり得点にはならない。
しかし、後半開始直後に試合がふりだしに戻る。
後半から登場のメフメディがCKに合わせて1ー1とした。
ただ、再び試合はこう着する。
スイスがボールを持って、エクアドルが虎視眈々とカウンターを狙う形。
どちらにも好機はあったが、それでも決まらなかった。
後半アディショナルタイムには、
アントニオ・バレンシアが右サイドをフリーで疾走するも、シュートで終われない。
勝ち点1ずつを分け合う結果に終わるかと思われた。
しかし、ここからのカウンターでドラマが生まれる。
ベーラミが自陣で相手に倒されるもすぐに立ち上がると、
レフェリーはアドバンテージをみた。
ここから左サイドに展開。ロドリゲスが低いクロスを入れると、
セフェロビッチが決めて土壇場で2ー1となった。
交代で入った2人のゴールで逆転したスイスは、20日にフランスと対戦する。
エクアドルはホンジュラスとの第2戦だ。