<W杯:イングランド1-2イタリア>
◇1次リーグD組◇14日◇マナウス
伝統国同士の一戦は、イタリア(FIFAランク9位)が
2-1でイングランド(FIFAランク10位)を下した。
序盤はイングランドのペースとなった。
前半3分、19歳のスターリングがいきなり強烈なロングシュートを放った。
同12分にはウェルベックがミドルシュートを放つなど、
立て続けにチャンスを作り出した。
攻めあぐんでいたイタリアだったが前半35分、
右サイドからのパスをピルロがスルーし、
ペナルティーエリアの外で待っていたマルキジオが右足でグラウンダーのシュート。
DFの足元を抜け、先制ゴールとなった。
しかしイングランドは前半37分、
ルーニーが左サイドをドリブルで持ち込んでクロスを上げると、
走り込んできたスタリッジが右足で合わせてゴール。
すぐに1-1の同点に追いついた。
後半5分、イタリアが再び勝ち越した。
カンドレバが右サイドから上げたクロスを、
ファーサイドのエースFWバロテリがヘディングでたたきつけるゴール。
“怪物”のW杯初得点となった。
イングランドもルーニー、スタリッジを中心に攻め込むが、
なかなかゴールを割れない。
後半31分にはベーンズがFKで直接ゴールを狙ったが、
惜しくもGKにはじかれた。
40分には約22メートルの位置でFKを獲得し、
今度はジェラードが右足で狙ったが、これも上に外れた。
注目の一戦はイタリアが逃げ切り、勝ち点3を獲得した。
初戦を終えたD組の順位は
1位コスタリカ、2位イタリア、3位イングランド、4位ウルグアイとなった。
次戦はイングランドが19日にウルグアイと、イタリアは20日にコスタリカと対戦する。