<W杯:スペイン1-5オランダ>
◇1次リーグB組◇13日◇サルバドル
オランダが5-1という予想外の大勝でスペインを破った。
スペイン(FIFAランク1位)は10大会連続14度目の出場、
オランダ(同15位)は3大会連続10度目の出場。
前回南アフリカ大会の決勝カードの再現となった。
静かな立ち上がりから前半27分、
スペインはシャビの絶妙なスルーパスを、前線に抜け出したディエゴコスタが受けた。
PA内で切り返したところを相手DFに倒され、PKを獲得。
これをシャビアロンソが右足でGKの下を抜ける
低いボールを左すみに決め、先制した。
しかしオランダは前半44分、
ブリントのロングパスに反応したファンペルシーがDFの間から抜け出した。
体を伸ばしたダイビングヘッドでボールを浮かせ、同点ゴール。
GKカシリャスは頭上のボールを見送るだけだった。
雨が降ってきた後半8分、
オランダはブリントから出たパスをロッベンがジャンプして見事なトラップ。
PA内で右足のフェイントでDFをかわして左足でゴールを決めた。
オランダが2-1と勝ち越した。
さらに後半19分、
左サイドからゴール前に上がったボールにファンペルシーが跳んだが頭にヒットせず、
後方にいたデフライが右ポストに激突しながら押し込んで追加点。
3-1とリードを広げた。
デフライは代表初ゴールとなった。
たたみかけるオランダは後半27分、
相手GKカシリャスのトラップミスをファンペルシーが逃さず奪い取り、
そのまま無人のゴールへボールを転がした。これで4-1。
まだ止まらないオランダは後半35分、
ロングパスにロッベンが走り込み、DFをスピードで振り切るとGKをかわして、
この日2点目のゴールを決めた。
オランダは5-1と大量リードを奪い、そのまま試合終了の笛が鳴った。