親善試合 日本2―1ニュージーランド
(5月8日 キンチョウ・スタジアム)
サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは8日、
キンチョウ・スタジアムでニュージーランド代表と親善試合を行い、
FW高瀬愛実(23)とFW菅沢優衣香(23)の得点で2―1で競り勝った。
W杯出場権が懸かったアジア杯(14日、ベトナム)に
向けた最後の実戦を白星で飾った。
試合は日本が先制した。
前半40分、MF宮間あや(29)が最終ライン裏に走り込んだ
FW高瀬に浮き球の縦パス。
これを高瀬が胸できっちりコントロール。
飛び出したGKの動きを見極め、右インサイドでゴール中央に流し込んだ。
FIFAランク3位の日本はMF澤穂希(35)がベンチスタート、
2トップの一角にはA代表デビューとなった吉良知夏(22)が入った。
同20位のニュージーランドに対し、序盤から押し気味に
試合を進めながら決定機を作れなかったが、ワンチャンスで先制した。
日本にとって170センチ台の長身選手がそろう
ニュージーランドは14日にアジア杯の初戦で対戦する
同11位のオーストラリア戦を想定した相手でもあった。
後半13分には澤とA代表デビューとなった乗松瑠華(18)を投入。
だが、同17分、クロスに対応したDF有吉佐織(26)のクリアが小さく、
ニュージーランド代表のDFヤロップにミドルシュートを決められ同点に追いつかれた。
同27分には2トップを入れ替えてFW丸山桂里奈(31)、
FW菅沢優衣香(23)を投入。
同41分には川澄に代わってMF猶本光(20)がA代表デビューした。
そして迎えた同42分、宮間の右CKを菅沢が頭で合わせ勝ち越し。
アジア杯を控え田日本がきっちり結果を出した。