◇パ・リーグ 楽天―西武
(2014年4月23日 コボスタ宮城)
楽天のドラフト1位・松井裕が23日の西武戦(コボスタ宮城)で4度目の先発。
プロ初勝利を目指したが、5回を127球、5安打8四球5失点でマウンドを降りた。
立ち上がりから制球に苦しんだ。
初回、先頭の森本、木村に連続四球。
相手の盗塁死などで2死後、浅村、ランサム、渡辺に3者連続四球で押し出しとなり、
無安打ながら5四球で1失点。初回だけで41球を投げた。
プロ初先発となった2日のオリックス戦(コボスタ宮城)では
6回を5安打4四球で3失点、
9日の日本ハム戦(札幌D)では3回1/3を3安打5四球2失点、
16日のソフトバンク戦(ヤフオクD)は5回5安打6四球3失点で開幕3連敗。
首脳陣は3試合で計15四球に、
この日の登板内容次第によっては“2軍降格”も示唆していた。
味方打線が初回に2点を奪って逆転し、2回、3回は三者凡退に抑えた松井裕だが、
4回に今度は連打を浴びた。
ランサムにこの日初安打となる左翼線二塁打を許すと、
渡辺には右翼線二塁打を打たれて同点とされた。
それでも打線が4回、枡田の右越え2ランで勝ち越し。
2点リードをもらった松井裕だが5回2死一、二塁から
渡辺に左前適時打を許して1点差に迫られると、
熊代にこの日8個目の四球で満塁から、炭谷に右前2点適時打を浴びて逆転を許した。
だが、打線がその裏、2死一、二塁からユーキリスの左前適時打で同点に。
5回で降板となった松井裕。
黒星はつかなかったが、プロ初白星は遠く、
制球難という課題をまたも克服することはできなかった。