ソチ冬季五輪は13日、
フィギュアスケートの男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、
羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が歴代最高の101.45点を記録し、首位に立った。
ソチ(Sochi)のアイスバーグ・スケート・パレス(Iceberg Sports Palace)で行われたSPで、
19歳の羽生は世界王者のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)の
得点を3.93点上回る圧巻の演技を見せた。
ロシアのエフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko)が
負傷棄権して現役引退を発表する中、
羽生はこれで金メダルに大きく近づいたことになる。
世界選手権を3度制したプルシェンコの棄権が伝えられると、
羽生は人生で最高の演技を披露し注目を一身に集めた。
ゲイリー・ムーア(Gary Moore)の楽曲
「パリの散歩道(Parisian Walkways)」に合わせ、
羽生は4回転トーループ、トリプルアクセル、
そして3回転ルッツ・3回転トーループのコンビネーションジャンプを次々と決めて見せた。
羽生は、今季のグランプリ(GP)ファイナルでチャンの持つ
世界歴代最高得点を破る99.84点を記録したが、
今回はそれを1.61点上回る演技を披露した。