日馬、瞬間技光る…10日目 大相撲九州場所10日目の19日。 日馬富士は先場所敗れた碧山を一瞬で片付けた。 当たった瞬間に左上手を深く取って横から攻める得意の形。 前に出ようとした相手の力を利用し、 193キロの巨体を簡単に投げ飛ばした横綱は 「今日の一番に集中していた。勝負、早かったですよ」と自賛した。 自身6回目の初日からの10連勝、白鵬との並走の思いを聞かれるたびに、 「一日一番」と3回も繰り返す禅問答も。 5場所ぶりの賜杯奪還に向け、一番、一番の重みを自覚していた。