◆秋季高校野球静岡県大会
▽決勝 静岡3x―2静岡商=延長11回=
(28日、静岡草薙球場) 静岡が静岡商をサヨナラで破り、
2年連続11回目の優勝を飾った。
静高は2―2で迎えた延長11回2死一、二塁で
9番・大石智貴遊撃手(1年)が左前打を放ち、
伝統校同士の熱戦にケリをつけた。
大石は守備を評価されて先発を任されており、
今大会は日大三島との初戦の第1打席で三塁打を放って以降は、
14打席快音がなかった。
15打席ぶりのヒットで大会を締めたルーキーは
「サヨナラ打は高校で初めて。打った球種は覚えていません」
と苦笑い。
栗林俊輔監督(41)は
「そんな子が打って決めるんですから、野球は不思議ですね」
と目を細めていた。
なお3位決定戦は常葉橘が静清に3―2で勝った。
静岡、静岡商、橘の3校は10月19日からの東海大会に出場する。